こんな方におすすめ
- 英語脳ってなに?
- 英語脳の具体的な作り方がわからない
- 英語脳を作りたいけど、なにをすればいい?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事では、TOEICスコアアップに役立つ、「英語脳の作り方」を解説します。
実際に、TOEICのレッスンを受けたときに、講師からアドバイスをもらった方法です。
私もこの方法で、TOEICのスコアが2ヵ月で【445点⇒735点】にアップしました。
TOEIC勉強2ヵ月でスコアを200点以上アップした筆者がご紹介します。
記事前半では「そもそも英語脳とはなにか?」について、
後半では「英語脳の作り方・4ステップ」について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも英語脳とはなにか?
英語脳の作り方をご紹介する前に、
そもそも英語脳ってなに?
って思われる方もいるかと思います。
私もTOEIC勉強を本格的にスタートする前までは知りませんでした。
結論、英語脳とは
- 英語を日本語に訳さずに英語を理解できる
- 反射的に英語をアウトプットできる
状態のことをいいます。
なぜなら、英語のまま英語を理解できて、反射的にアウトプットができて、
初めて『実用的な英語』として使えますよね。
例えば、実際に英語で会話をしようとするときに、
英語を日本語で考えてから作っていると、時間がかかってしまい、会話になりません。
いままでの英語学習では、英語を日本語に訳すクセがありますよね。
しかし、『実用的な英語』にするためには、この状態を抜け出して、『英語脳』を作る必要があります。
英語脳を作るメリットとは?
英語脳を作るメリットは、
結論、英語のスピードについていけることです。
例えば、、TOEICの試験時間は限られていますので
- 日本に訳してから英語を理解する
- 頭の中で単語や文法を整理する
などを頭の中で処理していると、英語のスピードについていけません。
みなさんにも
- リスニングをしていて、途中で意味が分からなくなる
- リーディングを一度読んだだけでは、意味がわからず、何度も読み返してしまう
のような経験があるかと。
これは、みなさんの脳がまだ、英語脳になっていない証拠かと。
英語は、『単語』、『文法』、『発音』。。などいろんな要素を同時に処理する必要があるので、
反射的に英語のスピードについていくための訓練が必要になります。
訓練した結果、『英語脳』ができるわけです。
英語脳の作り方・4ステップ
それでは、英語脳の作り方について解説します。
今回は、TOEICスコアアップに役立つ、『英語脳の作り方』について解説しますので、
教材は公式問題集のPart3・4使用をもとに『英語脳の作り方・4ステップ』をご紹介します。
結論、英語脳の作り方は、以下の4つのSTEPです。
- ディクテーション
- スラッシュリーディング
- オーバーラッピング
- シャドーイング
なぜなら、このSTEPにより、
『単語』『文法』『発音』『リスニング』『スピーキング』などの様々な要素をトレーニングすることができて、
最終的には、
- 英語を日本語に訳さずに英語を理解できる
- 反射的に英語をアウトプットできる
の状態に近づけるからです。
ディクテーション ➡聞こえない音・苦手な音を洗い出す。
スラッシュリーディング ➡英語の順番で前から英語を理解する。
オーバーラッピング ➡聞こえなかった音を言えるようにする。
シャドーイング ➡リスニング・スピーキング力の向上。
それでは、具体的な内容を説明しますね。
【英語脳の作り方①】ディクテーション
英語脳の作り方の1ステップ目は、ディクテーションを行います。
ディクテーションをの目的は、聞こえない音・苦手な音を洗い出すことです。
苦手な音を認識することで、この後のオーバーラッピングに役立ちます。
聞こえない音が明確なっていれば、そこに集中して練習することができますよね。
ディクテーションのやり方は簡単です、
テキストを見ない状態で音を聞いて、聞こえた英語を書き出すだけです。
具体的なイメージは、以下の通りです。
①音をスマホなどで再生 ➡ ②音を聞く ➡ ③ノートに書く
スペルが分からないときは、カタカナで書いておいても大丈夫です。
繰り返しますが、大切なことは、聞き取れない音を明確にすることです。
聞こえない音が明確になったら、繰り返し聞いて確認することがおすすめです。
何回聞いても音が聞き取れない場合は、
『リエゾン』や『リダクション』が原因かもしれませんので、発音のルールを確認してみましょう。
発音を学ぶときは、Atsuさんのサイトがおススメですよ。
一口に「発音記号」と言っても、その種類は母音と子音を合わせて40個近くあります。日本語には存在しない音もかなり多いため、「何となく苦手意識がある…」という人も多いのではないでしょうか。ですが、この記事をしっかりと読み込めば、全ての音を正しく発音し、聞き分けることも可能になるので安心してください。
【英語脳の作り方②】スラッシュリーディング
英語脳の作り方の2ステップ目は、スラッシュリーディングを行います。
この作業の目的は、英文を前から正しく、スムーズに理解できるようになるためです。
つまり、英語を後ろから訳さしたり、読み返したりしないためです。
英語脳ができていないと、ついつい後ろから訳してしまいますよね。
英語脳にするためには、日本語に訳さずに、英語の語順まま理解する必要がありますので、この作業はとても大切です。
スラッシュリーディングのやり方も難しくありません。
以下の3つの手順で説明しますね。
①スラッシュを引く ➡ ②内容を確認する ➡ ③英語の順番で意味を理解する
まずは、英文の区切りごとにスラッシュをします。
ポイントは、意味が取れるレベルで、短くスラッシュをすることです。
その次に、英文の内容の確認です。
分からない単語、文法はもちろんのこと、
- 代名詞が何を指しているのか?
- 短縮の元の形の確認
など、細かく英文の文章構造を理解することがポイントです。
最後に、英語の語順で内容を理解します。
例えば、以下の黄色箇所を
⇩
『I’m filling out/the form/for the supply order/for our store.』
『私は記入している/フォーム/供給注文のため/私たち店のため』
のように、英語の順番通りに意味をとっていきます。
最初は、日本語訳で意味を取らないと難しいかもしれませんが、
最終的には、日本語訳でなく情景を頭の中でイメージできれば、より英語脳に近づくかと。
大切なことを繰り返しますが、
日本語の語順ではなく、英語の語順で『前』から正しく意味を理解できることをゴールです。
【英語脳の作り方③】オーバーラッピング
英語脳の作り方の3ステップ目は、オーバーラッピングです。
オーバーラッピングの目的は、
- ディクテーションで聞き取れなかった音を、自分で言えるようにすること
- 英語のリズムやスピードに慣れる
の2つがあります。
なぜ、聞き取れなかった音を言えるようにするかといると、
自分で言えるようになれば、リスニングでも聞き取ることができるからです。
聞き取れない主な原因は、主にリエゾンやリダクションなどの英語独特の音の変化かと。
なので、これらのルールを知って、言えるようになれば、リスニングでも聞き取れるようになりますよ。
オーバーラッピングの具体的なやり方については、以下の記事をご参考にしてみて下さい。
-
オーバーラッピングの具体的なやり方とは?
【英語脳の作り方④】シャドーイング
英語脳の作り方、最後のステップは、シャドーイングです。
シャドーイングの一番の目的は、『英語を英語のまま理解する』です。
シャドーイングは、英語を聞きながら真似して発音することですので、
英語を聞いて、英語でアウトプットする必要があります。
つまり、英語を日本語に訳す時間はありません。
なので、脳に負荷をかけて、英語を瞬時に処理できるトレーニングになります。
シャドーイングの具体的なやり方については、以下の記事で紹介していますので、ご参考にしてみて下さい。
-
シャドーイングの具体的なやり方とは?
まとめ
TOEICスコアアップに役立つ、英語脳の作り方を解説しました。
TOEIC公式問題集のPart3・Part4の教材をもとに、4ステップを紹介しました。
- ディクテーション
- スラッシュリーディング
- オーバーラッピング
- シャドーイング
いずれのステップでも大切なことは、
『日本語に訳さずに、英語の語順で英語を理解する』でした。
みなさんのTOEICのスコアアップの参考になれば幸いです。