こんな方におすすめ
- 簿記以外に経理の資格は何がある?
- 経理で本当に役に立つ資格一覧を知りたい!
- 経理のリアルな職場ではどんな資格を持ってる人が多いの?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「経理の実務・転職にいきる資格」をご参考にすれば、みなさんの転職活動の役に立ちますよ!
頑張って資格を取ったのに、実務でいかせない。。
無理して資格を取ったのに、転職市場で評価されない。。
そんなことを防ぐためにも、この記事ではどんな資格が経理にとって必要なのかを解説します。
結論は、①簿記2級 ②TOEIC ③USCPA です!
プライム企業の経理4年目、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。
記事前半では「そもそも経理の資格には何がある?」について、
後半では「経理の実務・転職にいきる資格」について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも経理の資格には何がある?
『簿記を目指している人』や『簿記に合格した人』
を問わず、「そもそも経理に役立つ資格は何があるのか?」って気になりますよね。
転職エージェント大手のMS-Japanのサイトでは、以下の資格を一覧として上げています。
- 日商簿記検定
- TOEIC
- 公認会計士
- 税理士
- USCPA
- BATIC(国際会計検定)
- FASS検定
- 給与計算検定
- ビジネス会計検定
- FP
結構な数の資格がありますよね。
多すぎて何を勉強するか迷う!
って方がほとんどかと。
もちろん、すべての資格を勉強する必要はありません。
とはいえ、どの資格を勉強するのか迷いますよね。
選択肢が複数ある場合は、『判断基準』があると助かりますよね。
では、どんなポイントを判断基準とすべきか?
結論からいうと、以下の2つです。
- 無理をしないで計画的に資格をとる
- 実務や転職で活かせる
それでは『なぜこの2つを大切にしたいか?』を詳しく解説していきますね。
【経理の資格一覧・選択基準①】無理をしないで計画的に資格をとる
まず1つ目のポイントを解説しますね。
無理をしないで計画的に資格をとるということがどうゆうこと?
『無理をする』とは、どういったことか?
まずは、定義を確認してきましょう。
筆者が考える『無理』とは
- 1年以上の時間を費やして資格勉強をする
- 寝る時間を削って資格勉強をする
要するに、『自分を過剰に追い込む』、『自分にかかるストレスを無視する』とイメージして頂ければいいかと。
もちろん、『この資格を絶対取りたい!』と情熱を持っている方は例外です。
ただ、何年も勉強して資格を取得するということは、その分プライベートの時間がなくなります。
さらに、資格にかけるお金も負担になります。
『資格に受かったときには、力尽きていた。。』
そんな筆者のようにならないように、みなさんには資格取得に無理をしないことをおススメします。
上記の資格一覧にある【税理士・公認会計士】が代表例ですね。
これらの資格は、無理をしないと受からない資格の筆頭格であり、目指さないことがオススメ。
資格取得のためには多大な時間を費やしますので、相当の覚悟が必要です。
もちろん、将来的に税理士や公認会計士として、働きたい人は例外ですし、
資格を取得して損をするということはありません。
ただし、
これらの資格を取っても、経理の転職市場で労力に見合った評価が必ずしもされないということは理解しておきましょう。
ポイント
経理のキャリアアップに『税理士』や『公認会計士』の資格取得はおススメしない
理由は、超ハードだから。
【経理の資格一覧・選択基準②】実務や転職で活かせる
次に意識したいポイントは、『実務や転職で活かせる』です。
前提として、資格を取得するのが趣味の方にとって、実務や転職を意識しないことは問題ありません。
勉強好きの人にとっては、資格取得は絶好の趣味になりますよね。
とはいえ、
ほとんどの人にとってせっかく時間やお金を投資するのであれば、リターンを受けとりたいのが本音ではないでしょうか。
でも、どうすれば実務や転職で活かせるかどうかが分かるの?
経理未経験者にとっては何が評価されるのかがわからないですよね。
そういう時は、求人票の『応募資格覧』・『歓迎スキル覧』を確認しましょう。
実務で活きるかどうかは、経理をやっている友人に聞くのもありですが、
ここでは、筆者の個人的な感覚を参考にしてみて下さい。
前置きが長くなりましたが、上記の資格一覧で挙げたなかで、
転職や実務で活きない資格は以下のとおりです。
- BATIC(国際会計検定)
- FASS検定
- 給与計算検定
- ビジネス会計検定
- FP
繰り返しますが、これらの資格を勉強することは否定しません。
ただし、これらの資格が評価される求人票を見たことがありませんし、
筆者の周りの会計職の人で上記の資格を持っている人に出会ったことは無いに等しいです。
ポイント
- BATIC(国際会計検定)
- FASS検定
- 給与計算検定
- ビジネス会計検定
- FP
の資格はおすすめしない。
理由は、実務や転職で活かしずらいから。
経理の資格一覧の中で実務・転職にいきる資格
上記では、経理にどんな資格があるのか確認したうえで、
資格取得を選ぶさいのポイントを大きく2つ解説しました。
では、どんな資格がおすすめなの?
『実際にどんな資格がおすすめなのか?』気になりますよね。
結論からいうと、以下の2つです。
- 簿記2級
- TOEIC
- USCPA
それでは、具体的に解説しますね。
『これだけでいいの?』と思うかもしれませんが、経理の実務はこれで十分です。
他の資格をおすすめしない理由は、上記で確認しましたよね。
【経理の資格一覧・おすすめ資格①】簿記2級がおすすめな理由
まず簿記2級がおすすめな理由から。
結論からいうと、簿記の知識は経理の実務に直結します。
仕訳から始まり、決算書の作成まで簿記の知識をフルに活用する場面があります。
逆にいうと、簿記の知識がないと経理は務まらないといっても過言ではないかと。
そんな簿記の資格で2級をおススメする理由は、以下の記事で詳しく解説していますので、以下のリンクからどうぞ!
-
簿記2級を取得する具体的なメリットとは?
【経理の資格一覧・おすすめ資格②】TOEIC がおすすめな理由
次にTOEICがおすすめな理由について。
TOEICがおすすめなのは、転職市場で『英語力がある』とアピールされるからです。
いくら海外駐在経験や海外旅行の経験が豊富でも、転職市場で評価されるのはあくまで『TOEIC』です。
なぜなら、企業側も英語力を図る基準を持っていないと採用を効率的にできませんよね。
その基準が『TOEIC』なわけです。
スコアはどのくらいが必要?
結論からいうと、700点以上欲しいです。
とくに大手企業の求人をみると700点以上を目安にしていますので、
書類選考を突破するためにも、700点以上は取っておくのがベター。
経理の英語力については、以下の記事で解説してますので、あわせてご参考に!
-
そもそも経理に英語力は必要?
【経理の資格一覧・おすすめ資格③】USCPA がおすすめな理由
最後におススメな資格が『USCPA』です。
最近は、どの企業もグローバル化の影響で海外取引が頻繁にあります。
ゆえに、経理でも
- 英語で書かれた請求書
- 移転価格の対応
- 海外子会社の設立
など、英語×会計知識を求められる場面が増えてきました。
そんなときに、転職市場で評価される資格が『USCPA』になります。
イメージとしては、英語もできて会計知識がある人ですね。
正直、『USCPAの勉強自体が実務で生かせる資格か?』と言われると微妙ですが、
転職市場で需要があることは間違いないかと。
筆者の会社も東南アジアに子会社を展開するグローバル企業ですが、
USCPAの資格をもった人が中途入社で入ってくるケースが増えてきています。
まとめ
以上、経理の資格一覧について解説しました。
大切なことを繰り返しますと、
経理でキャリアアップするために資格を取る場合は、
・無理をしないで資格を取れるか?
・実務や転職活動のときに活かせるか?
の2つを意識すること。
それを踏まえると、おススメしたい資格は以下の3つになります。
・簿記2級
・TOEIC 700点以上
・USCPA
みなさんの転職活動や経理ライフの参考になれば幸いです。