こんな方におすすめ
- 精読をすると英語力はアップするの?
- 精読をやりたいけどやり方が分からない!
- 英語の精読の具体的なやり方を知りたい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事では、TOEICスコアアップに役立つ、「英語の精読のやり方」を解説します。
実際に、TOEICのレッスンを受けたときに、講師から教えてもらったテクニックです。
やり方は簡単です。①スラッシュリーディング②音読③黙読のステップをふむことです。
なぜなら、文章を完全に理解してから黙読を繰り返すと、『速読ができる状態』になるからです。
私もこの方法で、TOEICのスコアが3ヵ月で【445点⇒735点】にアップしました。
リーディングスコアでいうと、100点台➡355点までアップです。
TOEIC勉強2ヵ月でスコアを200点以上アップした筆者がご紹介します。
記事前半では「精読の効果」について、
後半では「具体的な精読のやり方」について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも精読って何?
精読のやり方をご紹介する前に、
そもそも精読ってなに?
って思われる方もいるかと思います。
私もTOEIC勉強を本格的にスタートする前までは知りませんでした。
結論、精読とは、文章の隅々まで注意して読むことです。
例えば、分からない単語をチェックしたり、文法を正しく理解することなど、
とにかく、いろんな視点から文章をじっくり読み込んで理解することをイメージしていただければいいかと。
『精読』は『熟読』と同義語と考えていいですね。
ちなみに、精読と対照的に使われる言葉として、多読も英語の勉強方法とていて聞いたことがあるかと。
多読は、とにかく文章を読んで、英文の雰囲気に慣れることです。
精読は効果があるのか?
精読は、とにかくじっくり読むことってことは分かったけど、
じっくり読んで効果はあるの?
精読の効果が気になる方も多いかと思います。
結論、これからご紹介する『精読のやり方』を実践すれば、効果があります。
なぜなら、英語の勉強に苦手意識をもっていた私もこの方法で、
私もこの方法で、TOEICのスコアが2ヵ月で【445点⇒695点】にアップしました。
リーディングスコアでいうと、100点台➡325点のアップです。
ちなみに、この方法は、プロの英語講師から伝授してもらった内容ですので、
TOEICスコアアップを達成する人は、みなさん実践していることかと。
TOEICスコアアップのために、教材は公式問題集を使って精読をしました。
TOEICのスコアアップにつながった効果として、具体的に以下の効果がありました。
- よく出てくるフレーズに慣れることができる
- 問題の傾向が理解できる
- 前から英文を理解できるので、読むスピードが上がる
それでは、それぞれの効果を簡単に紹介します。
【精読の効果①】よく出るフレーズに慣れる
精読をすることで、文章で使われるフレーズが分かってきます。
例えば、
- 『I am writing ~』
- 『If you have any question~』
など。単語の使い方やパターンが分かってきます。
ある程度単語のパターンが分かってくると、重要でない英文の飛ばし読みができるので、
読むスピードもアップしていきました。
【精読の効果②】TOEICの問題傾向が理解できる
TOEICの問題で精読をしていると、段々問題の傾向が分かってきます。
なぜなら、TOEICはビジネス英語に焦点を当てていますので、問題の形式も限られてきます。
例えば、TOEICの世界では、
- 求人に対する応募のメールや広告
- 従業員への案内通知
- 顧客への在庫切れの謝罪メール
などよくありますよね。
精読を繰り返すと、『これは、この形式の問題だな』と予測できるので、英文を読みやすくなりますよ。
英文を読みやすくなると、ストレスが減って英文の読解に集中できます。
なので、ぜひ精読をする際は、TOEICの公式問題集を使うことをおススメします。
【精読の効果③】英語の語順で英文を理解できる
最後に精読のメリットは、英文を英語の語順で理解できるようになることです。
英文を読みなれていないと、どうしても後ろから英文を読んでしまいますよね。
後ろから英語を読むのは、日本語に訳して理解している証拠になります。
英語力を効率的にスキルアップするには、英語を日本語に訳さずに、英語のまま
理解することが大切ですので、精読をやって、英語の語順のまま英文を理解できるようにしましょう。
ところで、多読も効果があるって聞くけどどうなの?
って思うかと。
私自身、今回のTOEIC勉強で多読は行いませんでしたが、
多読には多読のメリットがあるかと思います。
多読については、古川昭夫先生の本がおススメです。
日本の英語教育では「学ぶ」ことが多すぎて、実際に英語を「使う」ことが少ないと思ったんです。それが私が多読と関わり始めたきっかけです。日本人が日常もっとも気軽に英語に触れるためには英語の本を読むことですから、多読から入るのが最も速いんです。多読は、いつでも、どこでもできますし、時間や場所を選びません。
精読の具体的なやり方・3つのステップ
それでは、精読の具体的なやり方を紹介します。
具体的なやり方として、3つのステップがあります。
- スラッシュリーディング
- 音読
- 黙読
全てのステップで共通する大切なことは、
- 英語の順番通りに英語を理解する
- 英語を日本語に訳さずに、頭の中でイメージを作る
です。この2点を意識して精読をするとより効果的に英語力がアップするかと。
その他にも、文章の基本となる
- 5W1H
- 結論、理由
など、文章の構成を理解しながら精読に取り組むこともおススメです。
それでは、各ステップを順番に解説しますね。
【精読の具体的なやり方①】スラッシュリーディング
まず、精読のやり方の第一ステップとして、スラッシュリーディングをします。
スラッシュリーディングとは、英文のかたまりごとにスラッシュ(/)を書いて、
英語の順番とおり、前から英文を理解することです。
こうすることで、英文を前から正しく、スムーズに理解できるようになります。
ポイントは、英語を後ろから訳さずに、英語の語順で理解することです。
こんな感じで、スラッシュします。
なるべく短くスラッシュすると、意味が取りやすいのでおススメです。
もちろん、スラッシュリーディングをするときは、
内容や文章の構造を理解することが必要になりますので、
以下のこともあわせて意識すると理解しやすくなります。
- わからない単語を調べる
- 文法の構造を正確に理解する
- SVの関係を明確にする
- どの品詞を修飾しているか?代名詞は何を指しているか?を明確にする
【精読の具体的なやり方②】音読
次に実施するのが、音読です。
手順1のスラッシュリーディングを行ったテキストを見ながら、声に出して音読します。
このときも、英語の語順で意識するイメージで音読します。
音読するときは、日本語に訳すのではなく、風景・イメージを頭で再生することを意識しましょう。
【精読の具体的なやり方③】黙読
最後に実施するのが、黙読です。
このときは、スラッシュリーディングしていないテキストで黙読します。
つまり、何も書き込んでいないテキストを見ても、意味を正確に理解することができるかを確認します。
何も書き込んでいないテキストを見ても、文章の構造や意味ができるようになれば、
初見の英文でも、文章の構造や意味が理解できるようになります。
したがって、読むスピードもあがり『速読ができる状態』になっていきます。
もちろん、このときも英語の順番どおりに、英語を理解することが大切です。
まとめ
以上、今回の記事では、精読のやり方を解説しました。
大切なことを繰り返しますと、
精読をやるときは必ず、
- 英語の順番通りに英語を理解する
- 英語を日本語に訳さずに、頭の中でイメージを作る
の2つは必ず意識しましょう。
そして、精読のやり方は、
- スラッシュリーディング(文書構造の理解)
- 音読
- 黙読
の順番で行いましょう。
みなさんの英語学習の参考になれば幸いです。