こんな方におすすめ
- 簿記を学ぶのにメリットはあるの?
- 簿記を学ぶ具体的なメリットを知りたい!
- 簿記を学んで良かったことはなに?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「簿記を学ぶと人生が豊かになる」をご参考にすれば、皆さんの簿記の資格勉強に役立ちますよ。
なぜなら、これから簿記の勉強を始める人にとって、簿記で得られるメリットを知っておくことは、勉強を続ける
モチベーションにも繋がり、簿記試験に合格できる可能性が高くなるからです。
簿記2,3級に一発合格した、簿記歴10年の現役経理マンの筆者が解説します。
一部上場企業に転職・経理歴3年、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。
記事前半では「そもそも簿記を学ぶメリットはあるのか?」について、
後半では「簿記を学ぶと人生が豊かになる理由」について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも簿記を学ぶメリットはあるの?
そもそも簿記ってなに?
これから簿記を始める人にとっては、簿記が何か分からない人も多いかと。
なぜなら、商業科出身でなければ、大学まで簿記に触れない人がほとんどですよね。
学校で学ばなかったゆえに、どんなことを学ぶか気になりますよね。
結論からいうと、簿記は、会社の業績を作るために記録をつけることです。
なぜなら、会社の業績を記録していないと、最終的にいくら儲けたとか分からないですよね。
具体的にいうと、簿記のゴールは『決算書』をつくること。
決算っていうワードは、ニュースなどで流れているので聞いたことがある人もいるかと。
決算書は、1年間の会社の業績をまとめたレポートです。
そして、この決算書をつくるためには、記録をつけることが必要になるわけです。
例えば、
- 営業が商品を売上げたら、『売上の記録をつける』
- 社長がお得意先と接待したら、『交際費の記録をつける』
など。
こうした記録をつける作業にも、一定の『ルール』が必要なわけなんですが、
簿記では、その『ルール』を重点的に学んでいきますよ。
最終的には、皆さんも自分で決算書を作れるようになるかと。
簿記の定義を詳しく知りたい方は、以下の商工会議所のサイトご参考にするのがおススメ。
簿記とは
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
引用先 : 簿記 簿記とは | 商工会議所の検定試験
簿記を学ぶ前に、簿記を学ぶデメリットも知っておきたい!
結論からいうと、簿記学ぶデメリットはありません。
なぜなら、簿記を知って損になることはないからです。
あえていうなら、勉強する時間や費用でしょうか。
とはいえ、長い人生を考えれば、費やす時間や費用はわずかです。
むしろ、学んだことによって、得られる効果の方が大きいかと。
勉強時間については、いかのスタディングさんの記事を参考にするのがおすすめです。
【簿記を学ぶメリット】人生が豊かになる理由とは?
結論からいうと、以下の3つを挙げることができるかと。
- 【仕事】簿記は全ての仕事にいかせる
- 【生活】プライベートでおカネの管理がうまくなる
- 【世間】世の中の経済状況を理解できる
つまり、『仕事、プライベート、世間』に関してメリットがある、『三方よし』なわけです。
もちろん、早く学んだだけ、人生に生かせる時間も長くなるので、早めに簿記の知識を習得することがおすすめです。
それでは、1ずつメリットをご紹介しますよね。
【簿記を学ぶメリット①・仕事編】簿記は全ての仕事にいかせる
どうして、全ての仕事に簿記はいかせるの?
本当にすべての仕事にいかせるか?疑問ですよね。
安心してください。簿記の知識はどんな仕事でもいかせます。
なぜなら、どんな仕事にも、業績を管理することが必要だからです。
例えば、営業であれば、
- お客さんから注文を取る
- 取引を継続させるために接待を行う
など、簿記とは関係性がないように見えますが、
自分の部署の弱みを業績面から分析して、業務改善につなげたりすることができるわけです。
こうした能力は、地位が上がるほど武器になる能力かと思います。
また、営業職が合わなくて転職したい方にとって、簿記の資格をもっていれば、
- 分析能力がある。
- 会計の知識がある。
と判断され、バックオフィスへの転職も可能になるので、仕事の幅を広げる意味でも、簿記を学ぶことはメリットかと。
【簿記を学ぶメリット②・生活編】プライベートでおカネの管理がうまくなる
どうして、簿記を学ぶと、プライベートでお金の管理がうまくなるの?
結論からいうと、簿記を学ぶと、おカネについて考える抵抗がなくなります。
なぜなら、簿記の勉強中は、常に数字を使って勉強をします。
簿記の勉強の覚え方については、以下のサイトでも紹介しますが、
簿記の勉強は、頭で考えるよりも、手を動かして体で覚える要素の方が高いです。
-
簿記の勉強の覚え方!簿記は体で覚えるべし!
なので、言い方はあれですが、嫌でも頭の中が数字だらけになるわけです。
したがって、プライベートでも
- 『今月の給与収入は30万円で、支出は20万円だから、10万円が貯蓄に回せるな。』
と数字で考えることがクセになります。
他にも
- この株式投資や資産運用は合理的か?
- この節税対策は本当に意味があるか?
- 副業の採算は取れているか?
など、みんさんが仕事以外でチャレンジするときにも、簿記の知識は必ず役立ちます。
言い換えれば、簿記は、みなさんの可能性を広げる補助輪的な存在になります。
【簿記を学ぶメリット③・世間編】世の中の経済状況を理解できる
どうして、簿記を学ぶと、世の中の経済状況が分かるの?
結論からいうと、経済ニュースを、メディアに流されず、自分の頭で考えるようになるからです。
例えば、
- 〇〇会社が、過去最高営業利益を更新
- コロナの影響で、〇〇会社の売上高が前年比50%減
などのニュースが流れたときに、
- 『営業利益』が良いってことは、本業が順調なんだな。でも最終損益はどうなんだろう?
- 『売上が半減』したのは、驚きだけど、その分コストも削減してるだろうから、営業利益はどうなんだろう?
など、ニュースの一面的な内容に流されずに、多角的な考え方ができるようになるかと。
しかし、簿記を学んでいないと、
営業利益の営業ってなに?
売上が半減ってやばい!
など。ニュースで流れる情報を自分の頭で考えることができませんよね。
これでは、ニュースで流れた情報を鵜吞みにして、
- 自分の会社の売上が落ちているという情報だけで、転職をしたが、営業利益は前年比プラスだった。
- 投資先の会社の売上が落ちているという情報だけで、株を売ってしまったが、翌期から売上が右肩あがり。
などなど、誤った選択をしてしまう原因にもなりますよね。
したがって、世の中の経済状況を正しく理解して、賢く生きるためにも、簿記を学ぶことは大切です。
まとめ
以上、簿記を学ぶこともメリットを解説しました。
繰り返しますと、
そもそも簿記とは、会社の業績の記録をつけることでした。
また、簿記を学ぶデメリットはありません。
簿記を学ぶでメリットは、人生が豊かになることです。
その理由は、
- 簿記は全ての仕事にいかせる
- プライベートでおカネの管理がうまくなる
- 世の中の経済状況を理解できる
つまり、『三方よし』でした。
みなさんの簿記の勉強の参考になれば幸いです。