こんな方におすすめ
- 経理の仕事ってなくなるの?
- 経理の仕事がAIにとって代わるってほんと?
- 経理の仕事がなくなるか不安!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「経理の仕事はなくなるのか?」をご参考にすれば、皆さんのお悩みを解決できると思います!
なぜなら、実際にボクが経理で働いていて感じた情報を解説します。
記事前半では「経理の仕事はなくなるのか?」について、
後半では「経理として生き残るには何をすればいいのか?」を解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
経理の仕事はなくなるのか?
「経理ってもう必要ないの?」
「経理の仕事がなくなるか不安」
そんな不安ありますよね。
結論、経理の仕事はなくなりません、が、なくなる業務もある。
なぜなら、経理の仕事にも幅広い業務があるので、経理の仕事が全てなくなるとはいえないかと。
そもそも、なぜ、経理の仕事がなくなると言われているのでしょうか。
経理の仕事がなくなると言われた原因は
2015年に株式会社野村総合研究所が、英オックスフォード大学との共同研究により、人工知能やロボットなどで代替 される職業の 確率を試算した。
しかも、この試算の上位に入ってしまったのが、経理だったのです。
でも、この試算って当たるの?って思いますよね。
結論、当たりません。
なぜなら、アメリカ議会が定期的に20年後の未来の経済や政治の状況の予測を立ていましたが、あたっていませんでした。
- 1980年ごろアメリカは歴史上で最大の債権国であり、誰もがその状態が続くと考えていた
- 1990年代、今度はアメリカは史上最大の債務国に変化。ほとんどの人はインターネットの存在をしらず、物質経済の成長がそのまま続くと思われた
- 10年後、情報やバイオテクノロジーなどの分野で革命が起き、産業はさらに予測不可能になった
引用先 : 科学的な適職(鈴木 祐)
なので、10年後の仕事はこうなる!といった情報を信じて、経理の仕事はなくなると考えるのは少し乱暴かと。
そうはいっても、AIがルーティン作業を代替しているのも事実。
そこで、経理の中でも、なくなる仕事となくならない業務を分けてみました。
上記で挙げた仕事に共通することは、毎月同じようなことをする仕事です。
反復作業は、AIが最も得意とする分野であり、IT技術を導入すれば対応可能だからです。
また、書類のファイリング、整理についても、電子帳簿保存法の改正など国がペーパーレス化を推進しておりますので、なくなる仕事と言えるでしょう。
なくならない仕事
- 財務分析
- 予実管理
- 海外税務
- 海外子会社管理
- 業務効率化のためのシステム導入等
なくならいない仕事として、挙げたものに共通するのは、知的作業であること。
ただ言われた通りに仕事をするのではなく、自分で考え実現する能力が必要になります。
これらを3つに分類することができるかと。
経営陣への数値報告(管理会計)
語学力×専門知識
ITスキル
この章をまとめますと、
経理の仕事はなくならないけど、なくなる業務もあるということ。
なくならない業務には、ルーティン作業ではなく、知的作業が必要になること。
経理の生き残り戦略
上記では、なくならない仕事として、3つの仕事に分類しました。
経営陣への数値報告(管理会計)
語学力×専門知識
ITスキル
これから、内容を詳しく見ていきたいと思います。
経営陣への数値報告(管理会計)
こちらは、管理会計の仕事になります。
当然、業績数値を経営陣に向けて説明することは、AIに不可能です。
なので、経営により近い立場で仕事をすることが、生き残るためにも必要なことかと。
もちらん、管理会計の仕事を得るにはある程度、会社のことを理解する必要がありますので、長期的な視点で目指すことをおすすめします。
管理会計に向いている人
- 営業などフロントオフィスの経験があり、コミュニケーション能力に自信がある
- 計数管理が得意であり、適切に情報を伝えることができる
管理会計について詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
管理会計とは、自社の経営に活かすために作成する、社内向けの会計です。経営者は、管理会計の情報をもとに、自社の経営について分析したり意思決定を行ったり、製品や人事に関する施策を打つことができます。管理会計は、英語ではManagement Accountingといいます。管理会計は、まさにマネジメントするための会計であり、経営に役立つために導入されるしくみです。
基本的に、社内でのみ使用しますので、データの収集方法やフォーマット、記載のしかたなどに厳密なルールはございません。期間にも定めはなく、週単位、月単位、年単位と、会社ごとに運用しやすい期間で作成します。引用先 : ビジドラ 管理会計とは?
語学力×専門知識
こちらは、現在経理として働いている方に一番おススメな戦略です。
もちろん、語学力、会計知識のどちらか一方の武器があるだけで強みになりますが、両方のスキルがあれば、みなさんの価値も爆上がりするかと。
例えば、
英語 × 簿記2級 = IFRSに関する業務
英語 × 税務 = 国際税務
など、かなり専門性の高い仕事に就くことが可能になります。
しかも、これらの仕事ってAIが得意とする反復、ルーティン作業とかけ離れている知的作業になります。
なので、なくならない仕事どころか、これからますます重要になる仕事かと思います。
語学 × 専門知識に向いている人
- 既に語学 or 会計知識に関するスキルがある人
- 勉強することが得意な人
ITスキル
ITスキルといっても漠然としていますよね。
具体的にいうと、システムの導入をイメージして頂ければいいかと。
システムの導入の目的は、組織の業務を効率化を行うこと。つまり、人件費の削減です。
近頃は、DXの推進やデジタル庁の創設など、国をあげての業務を効率化、電子化の流れが進んでいます。
デジタルの活用により、一人ひと りのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会~誰一人取り残さない、人に優しい デジタル化~デジタル社会形成の基本原則(①オープン・透明、②公平・倫理、③安全・安心、④継続・安定・強靱、⑤社会課題の解決、⑥迅速・柔軟、⑦包摂・多様性、⑧浸透、⑨新たな価値の創造、⑩飛躍・国際貢献)
この流れは、今後加速していくこと間違いなしかと。したがって、社内でシステムの導入を行える人材の価値も上がっていくでしょう。
具体的には、
電子帳簿保存法の対応
請求書の電子化
仕訳の自動起票
などなど。書類仕事やルーティン作業をAIやシステムが行うことが当たり前になるかと。
そうゆうわけで、IT業界の需要が高まることは確実ですので、ITスキルがある経理部員にっとては、IT業界に転職するのもひとつの選択肢かと。
ITスキルに向いている人
- IT業界で働いていた!などバックグラウンドがある人
- 個人的にITスキルをもっており、活かしていきたい人
まとめ
以上、経理の仕事はなくなるのか?の疑問について、解説しました。
繰り返しますと、
経理の仕事は、なくならない! が、なくなる業務もある。
経理として生き残るには、
以下の3つの知的作業に特化することが大切。
- 経営陣への数値報告(管理会計)
- 語学力×専門知識
- ITスキル
個人的におすすめなのは、「語学力 × 専門知識」です。
なぜなら、経理で働いている人は、勉強好きで黙々と業務を行うことが得意なはず。
そんな、特性をいかせるのは、「語学力 × 専門知識」だからです。
以上、みなさんのご参考になれば幸いです。