こんな方におすすめ
- 簿記って楽しいの?
- 簿記が楽しいのはどんな時?
- 簿記の勉強を楽しくするコツを知りたい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「簿記の勉強を楽しくするコツ」をご参考にすれば、みなさんの勉強に役立ちますよ!
なぜなら、実際にボクもこの方法で勉強をしてきて、今では簿記歴10年の現役経理になりました。
記事前半では「簿記が楽しいと思える5つの理由」について、
後半では「簿記の勉強を楽しくする5つのコツ」解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
簿記が楽しいと思える5つの理由
そもそも簿記って、楽しいの?て思いますよね。
結論は、楽しいです。
なぜなら、以下の5つの理由があると思います。
- 試算表が全て一致すること
- 簿記はパズル感覚であること
- 数学が得意でなくても解ける
- 経済ニュースが分かったとき
- 実務で必要な仕訳が思いついたとき
18歳で簿記2級に合格し、かれこれ簿記歴10年になる私が解説しますので、ご参考にしてみて下さい。
そもそも、自分が簿記に向いているか知りたい方は、以下の記事もおススメです。
-
簿記を勉強したいけど、自分は向いているか?に答えます。
①【勉強】試算表が全て一致したとき
試算表の数値が全て一致したときは、簿記を勉強していて楽しいと感じる瞬間です。
理由は、全ての仕訳の積み重ねが試算表ですよね。つまり、試算表は簿記のゴールかと。
試算表を作成するまでには、以下の仕訳を作成し、転記する必要があります。
- 現金、売掛金、買掛金
- 商品
- 固定資産
- 決算仕訳など
やっぱり、これらの仕訳が理解できて、一人で試算表を作れるようになることは、快感です。
なので、簿記を勉強し始める人は、試算表を一人で作ることを第一の目標に日々の勉強を取り組むことをおススメします。
②【勉強】簿記はパズルと一緒だと気づいたとき
簿記ってパズルの感覚に近いですよ。
なぜなら、簿記には貸借の考え方があり、必ず貸借が一致するからです。
つまり、必ず貸借でつじつまを合わせる必要があります。
この考え方が、パズル感覚に思えてくれば、簿記の勉強は一段と楽しく感じることができるかと。
なので、簿記を勉強を始める方は、パズルゲームの感覚を意識して勉強を進めることをおススメしますよ。
③【勉強】数学が得意じゃなくても解ける
簿記って、数字を扱うから数学が得意じゃないと難しいって思いますよね。
結論は、数学の知識は必要ありません。なぜなら、簿記で使うのは四則演算まで。
つまり、計算のハードルはめっちゃ低いです。電卓も使ってOKなので、暗算する必要すらありません。
なので、文系の人でも数字を使って勉強する楽しさを感じることができるかと。
しかも、簿記を勉強してると必然的に、計算が得意になるので、思わぬメリットもありますよ。
以下の記事で、簿記と数学の関係を詳しく紹介していますので、ご参考にしてみて下さい。
-
数学ができないと簿記に向いていないってホント??
④【生活】経済ニュースが頭に入って来た時
簿記を勉強すると、最終的に貸借対照表(BS)・損益計算書(PL)の読み方が分かるようになります。
つまり、企業の財務諸表や経済ニュースについても理解できるようになります。
例えば、ニュースで
●●社は10月13日、2021年8月期の連結決算を発表した。売上高は834億円(前期比2.6%減)の減収になったものの、営業利益は60億円(同50%増)、経常利益は100億円(同3.2%増)、親会社に帰属する当期純利益は50億円(同50.7%増)の大幅な増益となった。
って記事があったとして、勉強前だと、
「営業利益と経常利益の違いって何?」
「売上と利益の違いって何?」
「売上が減っているのにに、純利益が増えるってどうゆうこと?」
って思いますよね。
簿記を勉強すれば、こういった疑問が解消されますので、経済ニュースなど世の中の状況をより理解することができます。
普段の生活の中でも簿記の知識がつながるのは、楽しいし、嬉しいですよね。
⑤【実務】仕訳を思いついたとき
最後に、実務の話を1つ紹介します。
簿記の知識って実務でそのまま活用できるんですが、自分で仕訳を考えなければなりません。
もちろん、過去の仕訳を参考にしたり、上司に相談して解決したりすることも可能ですが、
最終的には、自分で考えて答えを出す必要があります。
そんな時に、必要な仕訳が思いついた時は、簿記の楽しさを感じる瞬間ですね。
意外と簿記って、イメージやアイディアが必要な時もあるので、頭を柔軟にしておくことをおススメします。
簿記の勉強を楽しくする5つのコツ
上記では、簿記が楽しい理由を紹介しましたが、
いくら楽しいっていっても、勉強がつらくなったり、辞めたい感情に囚われることもあるかと。
そこで、簿記歴10年が私が、簿記の勉強で心が折れずに楽しく勉強するコツを解説したいと思います。
みなさんの勉強の参考になると思いますので、参考にしてみて下さい。
①質問ができる環境に身を置く
楽しくするコツの1つ目は、質問ができる環境に身を置くことです。
なぜなら、どんなに頭のいい人でも、簿記の勉強をしていれば、分からない箇所も出てきます。
簿記の勉強は、すべての項目が繋がっていますので、分からない箇所をそのままにしていると、
問題が解けない→簿記が楽しくなくなる
の悪循環に陥るかと。
なので、簿記を勉強するときは、必ず質問ができる環境に身をおきましょう。
おススメは、資格学校に通うことです。授業の終わりに講師に分からない箇所を聞くことで、即日に解決できますよ。
②友達に勉強した内容を解説する
楽しくするコツの2つ目としては、友達に勉強した内容を解説するです。
なぜなら、自分で理解できていないと人に解説することはできませんよね。
しかも、上手く解説できない箇所があれば、そこが自分の弱点であることが分かります。
もし、友達に解説するのが苦手な方や抵抗があることは、自己解説してみるのもありかと。
自己解説の方法は、以下のサイトが詳しく紹介していますので、ぜひご参考にしてみて下さい。
1.自己解説
自己解説とは、勉強で学んだ内容について「WHY」と「HOW」の質問を繰り返し、自問自答することです。
自己解説をマスターすれば、「答えをみればわかったような気になり、それ以上学ばなくても大丈夫と考えてしまう」ようなことは起きません。
③完璧主義を辞める
「簿記って1円まで合わせないといけない。」
って思いますよね。
結論、1円まで合わせる必要はありません。
なぜなら、1円まで合わせなくても試験には合格できますし、勉強効率的が悪いからです。
それよりも、仕訳の考え方や苦手な項目を復習することおススメします。
もちろん、集計ミスや電卓の打ち間違いが不安な気持ちはめっちゃわかります。
でも、そんな完璧主義の考えを一旦置いといて、勉強を進めることが簿記を楽しく勉強するコツですよ。
完璧主義の弊害は色んなところで、悪影響がありますので、以下のサイトをご参考にしてみて下さい。
- 自分に厳しく否定的:ダメな部分ばかり見て自分を追い詰める
- 他人にも厳しい:きちんとしない人に対して不満を感じやすい
- 批判的になりやすい:自分を含めて中途半端なものが許せない
- 柔軟性がない:完璧でなければ意味がないと考える
- 視野が狭い:少しでもつまづくと意欲を失う
- 完成が遅い:徹底的に取り組むため時間がかかる
引用先:精神科医がすすめる「完璧主義」を直す方法。“あのフレーズ” を口癖にするだけで心が楽になる。(STUDY HACKER)
④スポーツ感覚で勉強する
簿記って問題文を読んで、仕訳を考えたり、理解力が必要って思いますよね。
簿記に本当に必要なことは、瞬発力です。
なぜなら、簿記の仕訳って型が既に決まっていますので、問題文を読んでどれだけ思い出せるのかが勝負です。
つまり、自分の知識をアウトプットすることが重要。
具体的には、問題を解きまくることをおススメします。
問題を解きまくることで、問題のパターンも見えてきますので、とにかく手をうごかして、体全体で覚えましょう。
瞬時に答えが出てくると、更に勉強が楽しくなっていきますよ。
⑤自分でBS・PLを作ってみる
「仕訳の問題を解いても飽きてくる」
「なんで仕訳を解いているのか分からなくなる」
ことありますよね。
結論、仕訳に飽きたら、自分でBS・PLを作ってみましょう。
なぜなら、簿記のゴールってBS・PLを作ることですよね。
つまり、最終ゴールを意識していれば、自分がやっている仕訳とつながりを持てますので、上記の悩みも減少するかと。
具体的には、総合問題を解いてみたり、自分で手書きのBS・PLを書いてみるのもありですよ。
こんな感じで、手書きでBS・PLを作ってみるのもありかと。
簿記が楽しい人のキャリア3選
さて、簿記が楽しい理由や楽しく勉強するコツを紹介してきましたが、
そんな、簿記が楽しくてたまらない方の今後のおススメなキャリアもご紹介したいと思います。
ちなみに、私は、税理士→経理のキャリアを歩んできてます。
①経理
まずは、事業会社の経理ですね。
経理であれば、簿記2級があれば十分通用しますので、一番身近なキャリアかと思います。
簿記に加えて、英語力を身に着ければ、経理人材として抜きんでることができますので、おススメします。
経理におススメな人
英語力に自信あり。
事業会社で働きたい人。
②税理士
次に、税理士ですね。
税理士であれば、簿記2級取得後に、税理士試験の受験資格を得ることができます。
税理士試験は、合計5つの科目に合格する必要があり、各科目の合格率も10-20%と超難関試験ではありますが、
税の専門家として、中小企業をサポートしたり、独立志向が強い人にはおススメですよ。
税理士におススメな人
独立志向が強い人。
中小企業の社長の助けになりたい人。
③公認会計士
最後に、公認会計士です。
公認会計士は、税理士同様、超難関試験を突破する必要がありますので、ハードルがかなり高いかと。
もちろん、合格すれば大企業の監査など、貴重な経験ができますので、志の高い人にはおススメです。
公認会計士におススメな人
大企業の監査をしてみたい人。
公認会計士として、会計の専門家になりたい人。
まとめ
以上、簿記の楽しいに関する内容を紹介してきました。
繰り返しますと、
簿記が楽しい理由は、
- 試算表が全て一致すること
- 簿記はパズル感覚であること
- 数学が得意でなくても解ける
- 経済ニュースが分かったとき
- 実務で必要な仕訳が思いついたとき
簿記の勉強を楽しくするコツは
- 質問ができる環境に身を置く
- 友達に解説する
- 完璧主義を辞める
- スポーツ感覚で勉強する
- 自分でBS・PLを作ってみる
です。
みなさんの勉強の参考になれば幸いです。