こんな方におすすめ
- 簿記に向き不向きはあるの?
- 自分は簿記に向いているのか?
- どんな人が簿記に向いているのか知りたい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「【簿記の向き不向き】はあるのか?よくある3つの誤解」をご参考にすれば、みなさんも自分が簿記に向いているか分かりますよ!
なぜなら、よくある誤解を払拭して、本当に向いているか判断できるからです。
記事前半では「簿記の向き不向きに関する3つの誤解」について、
後半では「簿記に向いている人の特徴」を解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
簿記の向き不向きはあるのか?よくある3つの誤解
「簿記を勉強したいけど、向き不向きってあるの」
「簿記を勉強したいけど、自分が向いているか不安」
簿記を始めるときって、自分が向いているか、向いていないか不安になりますよね。
結論、簿記に向き不向きはあります。しかし、向いていない人は限られています。
それでは、どんな人が向いているか?向いていないのかを解説する前に、簿記の向き不向きに関するよくある誤解を解説します。
「数学が得意じゃない」から向いていない【誤解①】
簿記ってひたすら電卓を叩いて、数字を集計しているイメージがありますよね。
だから、数学が得意じゃないと、簿記には向いていないと思うかともいらっしゃるかと。
結論、簿記に数学は必要ありません。
なぜなら、集計に使う際の計算方法は、四則演算ができれば問題ありません。
なので、
数学が得意だから有利
数学ができないと簿記には向いていない
などの考えは、ハッキリ言って間違っています。したがって、簿記を勉強するにあったって、数学のハナシは一旦脇に置いときましょう。
数学が必要ないことは、以下の記事で詳しく解説してますので、ご参考にしてみて下さい。
-
数学ができないと簿記に向いていないってホント??
「几帳面じゃない」だから向いていない【誤解②】
「簿記って1円まで合わせないといけないから、おおざっぱな自分には向いていない」
と思う方もいらっしゃいますよね。
でも実は、おおざっぱの方が簿記には向いています。
なぜなら、簿記って「森を見る」イメージがすごく大切です。
具体的には、最終ゴールのBS・PLを作るためにそれぞれの仕訳が必要になるのですが、逆算して考える視点が大切です。
要は、パズルみたいな感覚です。したがって、意外と答えを導くアイディアや創造性が必要かと。
なので、
几帳面だから、簿記には有利
ズボラだから、簿記には向いていない
って考え方は誤解です。おおざっぱだから簿記には向いていないという考えは捨てましょう。
「問題を何回も解いても分からない」から向いていない【誤解③】
「簿記の問題を何回解いてもわからないから
自分って簿記に向いていないのかな」
って思いますよね。
実際には、それが普通です。初めのうちは、何回解いても分からないケースがほとんどかと。
なぜなら、商業科じゃない限り、仕訳の考え方とか学校で勉強しないですよね。
つまり、全く新しいことを学んでるので、問題を繰り返し解いても間違うことは当たり前かと。
試算表を一人で作れるようになると、全てがつながってきますよ。
大切なことは、ゴールを意識して日々の勉強に取り組むことかと。
簿記に向いている人【4選】
上記では、簿記には向き不向きがあると断言しました。
以下では、どんな人が簿記に向いているのかを解説したいと思います。
一人で勉強することが好き・慣れている人
既にご存知かもしれませんが、簿記の勉強って誰かとディスカッションしたりせずに、黙々と問題を解いていきます。
したがって、
一人で黙々と勉強することが好きな人
一人で勉強することに慣れている人
は、必然的に簿記に向いていると言えるでしょう。
ただ、分からない問題があれば、簿記が詳しい友人や講師に絶対に聞いてください。
なぜなら、思いもよらない解き方や覚え方を教えてくれることがあります。
おススメとしては、
一人で勉強する時間【8割】 友達や講師と会話する時間【2割】
といった具合で、バランスよく勉強を進めることを意識してみましょう。
論理的に物事を考える人
簿記は、パズル的な要素が多いので、つじつまが合うように論理的に考える人に向いている勉強かと。
具体的には、「Aの値がこれなら、Bの値はこれじゃないとおかしい」って感じで、ほんとにパズル要素が多いです。
なので、普段から物事を合理的に考えることができる人にとって向いています。
そもそも、論理的に考えるってなんのなの?と思う方もいるかと。
以下のサイトを参考にして、自分が論理的に考える人なのかどうかの参考にしてみて下さい。
ロジカルとは、「論理的な」「筋の通った」という意味です。
論理的思考とは、物事を体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法です。
とくに問題の解決策を考える場面で力を発揮します。
資格を取りたいけど、何を取ればいいか迷っている人
「資格を取って、手に職をつけたい」
って思う方も多いかと。
何か資格を取りたい!と思っている方は、簿記が向いていますよ。
なぜなら、資格を取りたいという方は、以下の気持ちが強いと思います。
専門的な知識が欲しい
長期的なキャリア構築をしたい
不況でも職を失わずに、仕事を続けたい
簿記の資格を取得すれば、上記の欲求や不満も解決できると思いますよ。
具体的にいいますと、
- 会計職として専門的な知識を手に入れることができます。
- 簿記の資格取得後は、税理士、公認会計士、USCPAなど幅広いキャリア構築が可能になります。
- 会社が存続する限り、経理などの会計職はなくてはならない職業ですので、不況に強いといえます。
なので、何か資格を取りたいと思っているけど、迷っている方に向いているかと。
経済・ビジネスに興味がある人
経済・ビジネスに興味がある人も簿記が向いているかと。
理由としては、経済・ビジネスに興味がある人は、
将来起業したい
大企業で出世したい
賢くお金を使いたい
などの野心があるかと思います。
簿記を勉強すれば、
- 自分の会社の業績が分かる
- サラリーマンとして、どの部署に配属されても簿記の知識があれば重宝される
- 自分のお金の管理に役立つ
などのメリットがあります。
なので、経済・ビジネスに興味がある人にとって、簿記の勉強は通過点であって、挫折も少ないと思います。
簿記に不向きな人【3選】
次に簿記に不向きな人を解説したいと思います。
ルーティン作業が苦手な人
ルーティン作業が苦手な人は、簿記に向いていないと考えていいかと。
なぜなら、簿記の勉強は何回も反復して問題を解くことによって、知識を定着させます。
また、簿記を勉強して、仕事に役立てようと思うと、経理などの会計職に就かれるかたが大半です。
会計職は、毎月同じ作業を繰り返しますので、ルーティン作業が苦手な人には、つらい仕事かと。
それでも簿記を勉強したい方は、仕事や勉強に、ジョブクラフティングを生かすことをおススメします。
『ジョブ・クラフティングとは、 働く個人が主観的・主体的に、仕事に新たな意味を見出したり、仕事内容の範囲を変えたりすることです。よりシンプルに表現するならば、「自分で自分の仕事を意義深いものに変えていくこと」です。
みんなと一緒に何かを作りあげたい人
みんなと一緒に作業をして、何かを作りあげたい人には向いていない勉強だと思います。
理由としては、ご存知のとおり、簿記の勉強は一人で勉強して、
基本的には、周りの人と協力して作業することがほとんどありません。
したがって、孤独な時間も多いです。
なので、他の人と協力して作業したい方にとっては辛い勉強かと。
もちろん、
将来的に、簿記を活かしてコンサルをしたい
税理士として、社長のサポートをしたい
などのビジョンがある方なら、挫折の可能性は低いと思います。
規則やルールに従うのに抵抗がある人
規則やルールに従うことに抵抗がある方は、簿記には向いていません。
なぜなら、簿記は、会計基準などの規則に応じて、処理の方法が決まっているからです。
また、簿記の知識を生かした職業として「経理」「税理士」「会計士」が挙げられますが、
たくさんの規則に従って仕事を進めていくので、規則に従うことに抵抗があると辛く感じるでしょう。
なので、
既存のルールを壊して、作りあげたい人
クリエイティブに考えて、何かを創作したい人
にとっては、簿記は向いていないと言えるでしょう。
まとめ
以上、「簿記の向き不向きに関する誤解」、「簿記に向いている人」、「向いていない人」を解説してきました。
繰り返しますと、まずは、以下の「簿記の向き不向きに関する誤解」を取り払いましょう。
- 「数学が得意じゃない」から向いていない
- 「几帳面じゃない」から向いていない
- 「問題を何回も解いても分からない」から向いていない
そして、「簿記に向いている人」は
- 一人で勉強することが好き・慣れている人
- 論理的に考えることができる人
- 資格を取りたいけど、何を取ればいいか迷っている人
- 経済・ビジネスに興味がある人
逆に、「簿記に向いていない人」は
- ルーティン作業が苦手な人
- みんなと一緒に何かを作りあげたい人
- 規則やルールに従うのに抵抗がある人
みなさんのご参考になれば幸いです。