こんな方におすすめ
- 経理で転職したいけど、どんなスキルが必要?
- 転職するには自分のスキルは不足している?
- 経験が3年しかないと転職には不利?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「自分のスキル不足をチェックする方法」をご参考にすれば、転職活動に役立ちますよ!
なぜなら、『ガチで転職したい!』と思っても、自分がそのスキルを持っていなければ転職することはできません。
つまり、今転職を考えていなくても、あらかじめ自分の市場価値を把握しておく必要があります。
上場企業・経理歴3年、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。
記事前半では「経理経験者が評価されるスキルとは?」について、
後半では「スキルが不足していたときの打開策は?」について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
経理経験者が転職するときに評価されるスキルってなに?
経理経験者が評価されるスキルってなんだろう?
経理として業務をこなしてきたけど、転職市場でどんなスキルが評価されるのかは、中々わかりませんよね。
結論からいうと、以下の3つです。
- 差別化できる業務内容
- 新会計基準への対応
- 会計システムの導入
理由は、1つずつ解説しますね。
【経験者・評価されるスキル①】差別化できる業務内容
まず、経理経験者が評価されるスキルとしてあげるのは、差別化できる業務内容です。
差別化できる業務スキル?
って当然思いますよね。
結論からいうと、専門知識を使う業務です。
なぜなら、『専門知識がある=業務難易度が高い=できる人が少ない』ことによって、
みなさんの希少価値は上がりますよね。
具体的にどんな業務?
具体的に言うと、
- 連結決算
- 税金計算・税務申告
- 海外子会社管理
などです。
例えば、連結決算の業務を行うには、最低でも簿記2級の知識は必要になりますよね。
また、税金計算や税務申告を行う場合にも、税法の知識がある程度ないと業務を遂行できません。
海外子会社管理にいたっては、語学力がないと対応が厳しいですよね。
したがって、経理の中でも上記の業務に携われることは、
転職市場で知識や経験がある人材と評価され、他の応募者との差別化を図ることができます。
【経験者・評価されるスキル②】新会計基準への対応
続いての経理経験者が評価されるスキルとして挙げられるのが新会計基準への対応です。
なぜなら、会計基準は常に新しくなるので、会社はそれに対応する必要があります。
また、会計基準の知識を見つけることは、もちろんですが、それ以上に監査法人との対応や社内調整が大変です。
したがって、会計基準への対応経験があるとコミュニケーション能力のある人だと評価されます。
最近の会計基準の変更で言えば、新収益認識基準への対応がありましたね。
会社によっては、今後IFRS基準への適用を考えている企業も多くあり、
IFRSに関する知識や導入経験があると、評価が高くなるかと。
面接の時は、『会計基準対応で苦労した点』もセットで評価されるので、必ず経験の深堀をしておきましょう。
【経験者・評価されるスキル③】会計システムの導入
最後の経理経験者が評価されるスキルは、会計システムの導入です。
なぜなら、経理とシステムは切っても切れない関係ですよね。
しかも、システムは時代とともに更新していく必要があるので、システム関係に明るいだけでもかなり重宝されるかと。
最近では、会計システムの他に、請求書処理を自動化するためのRPAなどのロボットを活用する
企業がほとんどですので、経理にとってはITスキルを高めることも重要になっていきますよ。
経理経験者が自分のスキル不足をチェックする方法は?
結論からいうと、実際に転職活動をしてみるのが一番です。
なぜなら、ハイスペックな資格や経験を積んだとしても、
- 実際に年収が上がるか?
- やりたい仕事につけるか?
は、面接を受けてみて、実感するしかありません。
最近は、転職が当たり前の時代になっているので、転職エージェントに『情報収集のための転職活動』
と伝えれば、こちらの温度感も分かってもらえるはず。
ただし、あくまで『情報収集のための転職活動』を行う場合は。大手の転職エージェントを利用しましょう。
なぜなら、小規模なエージェントを利用すると、転職を成功させるのに必死なのか、しつこいやりとりが発生します。
例えば、
- 土日に半強制的に面接対策を設定される
- 何度も電話がかかってくる
など、みなさんにストレスがかかってしまうかと。
一方、大手の転職エージェントであれば、自分のペースで求人応募ができるので、おススメです。
一番おススメなのは、MS-JAPANですね。なにより自分のペースで求人選定したい方にとっては最高です。
経理経験者が転職にスキルが不足していたときの打開策は?
実際に転職活動をしたけど、やっぱり自分のスキルが不足していた
そう感じることもありますよね。
そんなときに、取るべき行動としておすすめするのは、以下の3点です。
- 現職で業務経験を積む
- 資格を取得する
- 転職活動を続ける
欲を言えば、これらの行動を並行して行うことがベストですね。
とはいえ、時間に制限があるのも事実ですので、上記から自分にあった行動をとることをおススメします。
それでは、なぜ上記の行動を取るべきか具体的に説明しますね。
【経理の転職・スキル不足①】現職で業務経験を積む
まず1つ目の取るべき行動は、現職で業務経験を積むです。
必要な資格を持っていても、評価されない場合は、やはり経験不足と捉えるのが妥当。
なぜなら、経理を含むバックオフィスでは、資格以上に経験が評価される職種です。
なので現職で、評価される業務経験を積むことにフォーカスすることもありです。
とはいえ、やりたい業務をすぐに担当できるかは、仕事の分担割次第なので、
- 自分で主体的に改善した実績を作る
ことに重点をおいて業務を行うことをおススメします。
たとえ、高度な業務でもなくても、主体的に改善した実績があれば、評価されますよね。
面接でアピールできる自分の強みとして、改善活動もアピールできますよ。
【経理の転職・スキル不足②】資格を取得する
2つ目の取るべき行動は、資格を取得するです。
なぜなら、資格を取得すれば、選択肢は必ず広がるからです。
中でも、書類選考が通過するかしないかは、必要な資格を取得しているかどうかで変わってきます。
実体験としては、TOEIC735点を取る前と後では、
- 転職エージェントから紹介される求人の幅が広がった(大企業や外資企業)
- 書類選考の通過率が上がった
などの変化がありました。
もちろん、普通に考えれば当たり前の話ですが、短期間頑張って資格を取得することで
自分の選択肢が目に見えて広がることは嬉しいですよね。
とはいえ、公認会計士などの超難関資格に挑戦する必要はありません。
なぜなら、費用対効果が悪いからです。
もちろん、どうしても監査業務に携わりたい!と思う方は、挑戦するのもありだと思います。
とはいえ、働きながら勉強することは大変ですし、犠牲にすることも多いことを頭に入れておくのがいいかと。
【経理の転職・スキル不足③】転職活動を続ける
3つ目の取るべき行動は、転職活動を続けるです。
なぜなら、自分のスキルが不足していたとしても、ポテンシャルがある人材として採用される可能性があるからです。
もちろん、年齢によっては限界がありますが、20代の若手にとってはチャンスがあるかと。
また、面接に落ち続けたとしても、『自分のスキルが不足していた』ことが原因ではない可能性もあります。
したがって、『スキル不足』を意識しすぎずに、
- 改めて業務の深堀をする
- 面接対策を見直す
など、面接を切り抜けるために、もっと良い方法はないか?と考えるのもありですね。
まとめ
以上、経理の転職でスキル不足かどうかについて解説しました。
まとめますと、
経理の転職市場で評価されるスキルは、
- 差別化できる業務内容
- 新会計基準への対応
- 会計システムの導入
です。
そして、実際にどう評価されるかは、実際に面接を受けてみることをおススメします。
自分のスキルを転職市場でチェックしてみたが、スキルが不足していたと思ったときは、
- 現職で業務経験を積む
- 資格を取得する
- 転職活動を続ける
の方法で、対応することをおススメします。
以上、みなさんの転職活動の参考になれば幸いです。