こんな方におすすめ
- 経理にパソコンスキルが必要なのはなぜ?
- 経理にはどんなパソコンスキルが必要?
- 経理初心者はどんあパソコンスキルを習得すべき?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「経理のパソコンスキル・ロードマップ」をご参考にすれば、経理に転職したいみなさんに役立ちますよ!
なぜなら、いきなり全てのパソコンスキルを完璧にするのは不可能です。優先的に取り組むべきスキルを紹介します!
上場企業・経理歴3年、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。
記事前半では「経理がよく使うパソコンスキル4選」について、
後半では「経理のパソコンスキル・ロードマップ」について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも経理にパソコンスキルが必要なのはなぜ?
そもそも経理に IT スキルやパソコンスキルが必要って言うけど、なんでなの?
と気になるかたもいるかと思います。
とくに、
- 簿記の勉強は、テキストで勉強していた!
- 請求書は紙でのやり取りじゃないの?
と思っている方にとって、経理とパソコンの関係は分かりづらいですよね。
結論から言うと、経理で紙ベースで行う仕事はほとんどありません。
なぜなら、システムで全ての業務を完結できるからです。
最近は、国が主導で DXを推進していています。
したがって、
- 請求書などの書類管理
- 仕訳帳の保管
をクラウド上で完結できるサービスがたくさんあります。
例えば、
- Free
- 楽楽精算
- マネーフォワード
などが有名ですね。
もちろん、中小企業も例外ではありません。
逆に中小企業の方が、マンパワーが限られているので、紙での保管を切り替えるケースが多くなるかと。
経理がよく使うパソコンスキル4選!
経理の実務でパソコンスキルが必須なのは分かったけど、
具体的にどんなスキルを使うのか?
って気になりますよね。
結論として、経理のパソコンスキルでよく使用するのは、以下の4つです。
- エクセル(Excel)
- ワード(Word)
- パワーポイント(PowerPoint)
- 会計システム
それでは具体的に解説します。
【経理のパソコンスキル①】エクセル/Excel
結論からいうと、経理で1番使うパソコンスキルは、エクセル(Excel)です。
なぜなら、経理の仕事は、主に数字集計作業がメインだからです。
具体的には、
- 仕訳のエビデンス資料の作成
- 決算書の作成
など。経理であればエクセルは毎日使いますよ。
逆に、エクセルが使えないと業務に支障が出てしまいます。
とはいえ、エクセルスキルを完璧に身につける必要はないです!
なぜなら、難しい関数やマクロを覚えようとすると負担が大きく、オーバースキルになることも。
したがって、
エクセルは苦手だから、経理には向いていない。。。
と思わずに、まずは基本的な操作を身につけることにフォーカスしましょう!
というわけで、以下の記事で『経理初心者が身につけたいエクセルスキル』を解説していますので、ご参考にしてみて下さい。
-
【初心者必見】経理に必要なエクセルスキルとは!
【経理のパソコンスキル②】ワード/Word
経理のパソコンスキルで次に解説するのは、ワード(Word)です。
よく契約書の原稿などで、ワードを作成するイメージがありますよね。
結論からいうと、経理がワードを使うケースは限定的かと。
理由は、ワードは数値の集計には、向いていないので、経理が接する機会は少なくなります。
もちろん、業務によっては、ワードを使って請求書を作成したりする方もいるかと。
とはいえ、フォーマットを1から作る必要もなく、金額や日付を更新するくらいです。
なので、高度なワードスキルを求められることは、ほとんどありません。
【経理のパソコンスキル③】パワーポイント/PowerPoint
3つ目の経理のパソコンスキルで解説するのは、パワーポイント(PowerPoint)です。
結論からいうと、使う人はめっちゃ使います。しかし、使わない人は一切使いません。
なぜなら、経理でパワポを使用するのは、経営陣向けへの説明資料の作成がほとんど。
したがって、経理の中でも経営陣への説明資料や取締役会の資料を作る役割の人は、パワポをガンガン使います。
一方、経理未経験で入社した場合は、仕訳の作成がメインですので、パワポはほとんど使いません。
なので、経理の中でもパワポのスキルを求められるかどうかは、任される仕事次第になります。
もし、経理への転職を考えている人は、面接のときに確認しておいたほうがいいですよ。
パワポを使い慣れていないのに、いきなり業務を振られてもストレスですから。
【経理のパソコンスキル④】会計システム
最後の経理が使うパソコンスキルは、会計システムです。
上記では、エクセルは経理で1番使うパソコンスキルだと解説しました。
会計システムはそれと同じくらい使います。
なぜなら、ご存じのとおり、今の時代、仕訳を紙に記入することはほとんどなく、会計システムに情報を打ち込みます。
もちろん、少人数で仕事をしている会社だと話は別かもしれません。
とはいえ、経理の求人を行っている会社は、ほとんど会計システムを導入していると考えて間違いないかと。
例えば、中小企業であれば、
- free
- マネーホワード
- 勘定奉行
などが一般的かと。
いずれもCMなどで名前を聞いたことがありますよね。
一方、上場している規模の大きい会社だと、
『SAP』を導入している会社が多いですね。
また、上場企業だと、上記の他に、連結会計システムという、連結会計専用のシステムを必ず導入しています。
例えば、『STRAVIS(ストラビス)』、『DIVA(ディーバ)』などのシステムです。
上場企業が、決算発表を期日どおり行うには、システムの使うのが必要不可欠なわけです。
会計システムを使うのは、難しい?
結論からいうと、難しくありません。
操作をしながら、慣れていけば十分。
大切なのは、システムの仕組みを理解して業務を進めていくことです。
『私は、システムに弱いから無理!』
という苦手意識を持つと、できるようになるものもできません。
なので、慣れれば誰でもできると思い、業務を進めて行きましょう。
【経理のパソコンスキル】ロードマップ編
上記では、経理がよく使うパソコンスキルについて解説しました。
なんとなく理解できたけど、何から手をつければいい?
これから経理に転職する方にとって、
何を優先的に取り組むべきか気になりますよね。
今まで、業務でパソコンスキルを使う機会がなかった人も以下のロードマップを参考にしてみて下さい。
ます、結論からいうと、
- ステップ① 基本的なエクセルスキルを入社前までに身につける!
- ステップ② 入社後に、会計システムに慣れる!
- ステップ③ 業務で使う場合は、ワードとパワーポイントスキルを身につける!
の3ステップです。
【経理のパソコンスキル・ステップ①】基本的なエクセルスキルを入社前までに身につける!
まず、優先的に手をつけたいのは、エクセルスキルです。
上記でも解説しましたが、経理の業務上、みんなが一番使うスキルだからです。
つまり、どんな業務を行うにしてもエクセルを使用します!
いつまで、何を身につけるべき?
結論からいうと、入社前までに、
- 3つの関数(SUM関数、VLOOKUP関数、SUMIF関数)
- よく使うショートカット
- 書式設定
の3つの関数を覚えておきましょう。
関数とショートカットについては、『できるネット』の記事で、習得するのがおすすめ。
実践的で、分かりやすいです!
書式については、以下の書籍を読みながら、手を動かせばOKです!
筆者も入社前にこれを見て、勉強しました。
Excel 最強の教科書[完全版]――すぐに使えて、一生役立つ「成果を生み出す」超エクセル仕事術
これらを入社前までに、予習しとけばなんとかなりますよ!
【経理のパソコンスキル・ステップ②】入社後に、会計システムに慣れる!
ステップ①をクリアできたら、会計システムに慣れましょう!
さすがに、入社前に会計システムに触れることはできないので、実務でキャッチアップすれば十分。
そのときに、
- よく使う機能を覚えて、何回もシステムに触れておく
- マスタ機能について理解しておく
- 分からない操作方法は、すぐに周りに聞く
などを意識しておくと、会計システムの理解が早まりますよ。
とにかく、会計システムは慣れなので、実際に手を動かして体で覚えるのがおススメです。
【経理のパソコンスキル・ステップ③】業務で使う場合は、ワードとパワーポイントスキルを身につける!
最後のステップは、ワードとパワーポイントのスキルです。
こちらは、実際に業務で使用する場合に、その都度身につければ十分!
できれば、面接のときに
『私が担当する業務は、どんなパソコンスキルを使用しますか?』
と、聞いておくのがベターです。
もし、ワードやパワーポイントを使用する場合は、
MOS資格の教材を1冊買って、実際に手を動かしておくのがおススメです。
まとめ
以上、経理のパソコンスキルについて解説しました!
繰り返しますが、経理にとってパソコンスキルやITスキルはどんどん大切になってきています。
とはいえ、そこまで身構える必要もなく、実際に手を動かせば、誰でも覚えることが可能!
経理に転職する人は、上記で解説したエクセルスキルを習得しておくのが、おススメです。
実務も効率よくキャッチアップできますよ!
みなさんの転職活動の参考になれば幸いです!