こんな方におすすめ
- 経理はなぜ辛いの?
- 経理が辛くて辞めたい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「経理が辛い理由」をご参考にすれば、経理の実務のイメージが湧いてくるかと思います!
なぜなら、実際にボクが5年間、大手企業の経理で働いてみて感じたことだからです。
記事前半では経理が辛い理由とアドバイスについて、
後半では今の仕事がきつい場合について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
経理が辛い理由とアドバイス5選
「経理って、デスクでパソコンをいじってて、楽で羨ましい。」
他部署から見たらそんな存在でしょうか。でも、経理も辛いことが多いですよね。
僕が一部上場企業で3年間働いて、経理がきついと思った5選と僕なりのアドバイスをご紹介します。
これから経理を目指す方は、ご参考にしてみて下さい。
①期限に追われる
期限に追われるのは経理の宿命でしょう。
なぜなら決算発表、納税、支払など経理の業務には色々な期限がつきものだから。
具体的には年次決算、月次決算時は特に忙しくなります。
最初は確かに大変ですが、経理の仕事ってルーティンなのでやる仕事って決まってます。
なので期限に追われる前に業務の復習こと、できる準備をすることが大切です。
対策
期限に追われる前に業務の習慣と前準備をしておく。
②引き継ぎが十分でない
経理の仕事は、基本的に OJT で覚えていきます。なので、当然引き継ぎのエラーも発生します。
なぜなら、前任者も自分の仕事があるので、わざわざ時間を割いてくれません。
なので、受身の姿勢でいると業務の習得もなかなか進みませんし、前任者も積極的に教えてくれません。
したがって、その作業の目的を考えて積極的に質問しましょう。嫌な顔されても、引継ぎは義務ですので、皆さんは悪くありません。
作業の時を考え積極的に聞きまくるのがおすすめ。
対策
前任者には遠慮せずに聞きまくる。
③他部署が協力的でない
経理って黙々と仕事をこなすイメージがありますが、他部署との協力が欠かせません。
なぜなら、会社の数値を取りまとめるには他部署から資料の提出をしてもらう必要があります。
例えば、売上金額は営業、仕入金額は調達部門など。でも、期限通りに売上データを渡してくれなかったり、間違った情報を渡してくる部署もあります。
スケジュール通りに決算が進まないと、経理が辛い思いをするはめに。
そういう時は、上司を巻き込み話を大きくしましょう。上司もスケジュール通りにいかないのは、不都合なので必ず対応してくれます。
対策
他部署が協力的でない場合は上司を巻き込み話を大きくしましょう。。
④書類作業がめんどくさい
最近自動化、デジタル化と言われてますが、経理の実態はそこまで進んでいません。
なぜなら、自動化デジタルってけっこうハードルが高いです。当分は紙での回覧が一般的かと。
しかも、帳簿などの書類は一定期間の保管義務があるので、大量の書類をファイリングしておく必要があります。
これがかなりの面倒なので、つらいと感じることも。
対策としては、無駄な資料を作らないことを徹底する、電子化が進んでる企業に転職することをお勧めします。
経理の書類は、
①決算期に関係ない重要な書類
②10年保存が必要な書類=「決算書(10年保存)ファイル」
③決算期単位で保存する書類
④暦年単位で保存する書類
に分類することができます。
引用先 : 税理士法人 サム・ライズ
対策
- 無駄な作業はしない。
- 電子化を進めている企業に転職する。
⑤モチベーションが上がらない
経理ってミスをしないことが前提ですし、目に見える成果が見えづらい。しかも、ルーティン作業なので、飽きてきます。
なので、モチベーションを保つのが辛いと感じることもあるかと。対策としておすすめなのは、新しい知識を学んで実務に生かすこと。
具体的には、簿記や税理士の資格を取ってキャリアアップするのがおすすめ。
新しい知識を学べるし、キャリアアップもできる。一石二鳥ですから。
経理転職エージェント大手の"MS-JAPAN"では以下の資格を列挙してますが、コスパを考えると日商簿記検定とTOEICがおすすめ。
- 日商簿記検定
- TOEIC
- 公認会計士
- 税理士
- USCPA
- BATIC(国際会計検定)
- FASS検定
- 給与計算検定
- ビジネス会計検定
- FP
引用先 : MS-Agent
対策
キャリアアップのために資格の勉強を始める。
経理が辛くてたまらないと感じたら
上記では、経理が辛い理由と対策を解説しました。
どんな方法を試しても、それでも辛いっていう選択肢は二つあると思います。
- 経理以外の職種に転職する。
- 経理として他の会社に転職する。
1. 経理以外の職種に転職する
そもそもそ、経理がきついって方は職種を変えましょう。
やっぱり向き不向きってありますよね。
特に外向的な人には辛いかもしれません。
なぜなら、経理は数字と向き合って分析したり集計したりすることが主な仕事。
人に会って刺激的な仕事をしたい!と思ってる人にはちょっと退屈な仕事かも。
もっと人に向き合って刺激的な仕事をしたいという方には"コンサルファーム"や"税理士法人"に転職するのがおすすめです。
2. 経理として他の会社に転職する
経理は嫌じゃないけど、なんだか仕事が辛い。そう感じる場合は職場に原因があるかもしれません。
なぜなら、会社によっては、経理の立場が弱く、本来経理がやらなくていい仕事を押し付けられている可能性があります。
経理ってコストセンター、利益を生まない部署などレッテルを貼られやすいですよね。
そんな環境で仕事をしていても、自分のスキルを効率的に身につけることができず、皆さんの市場価値は下がるだけです。
繰り返しますが、経理は嫌いじゃないけれど、なぜかずっと忙しい、仕事がきつい、
そう思う場合は転職活動を検討しましょう。
まとめ
以上、経理が辛い理由を解説しました。
大切なことは、経理が辛い理由を理解して、業務を工夫することかと。
経理で働いていて辛い方は、経理が辛いのか、職場が辛いのかを明確にするのがおすすめです。
なんか辛いままだと、次の行動に移せないですからね。
まずは、辛いこと、ストレスなことを棚卸してみましょう。