- 転職する理由は何にすればいい?
- 転職する理由を話すときの注意点は?
- 転職する理由の具体例を知りたい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「転職する理由を話す時の注意点とは?」をご参考にすれば、皆さんの選考通過に役立ちますよ。
結論からいうと、転職する理由の軸として話すべき一番のポイントは『他社貢献』です。
たくさんの転職エージェントから、アドバイスを貰いましたが、このポイントは共通しています。
実際に転職回数1社、現在転職活動中の筆者が解説します。
一部上場企業に転職・経理歴3年、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。

記事前半では「会社ごとに志望動機を作るべき?」について、
後半では「転職する理由を話すときの注意点とは?」について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも会社ごとに志望理由って分けたほうがいいの?

面接対策をしているけど、会社ごとに志望理由って作ったほうがいいの?
志望理由って、面接では必ず聞かれますが、意外と作るのに苦労しますよね。
結論からいうと、一次面接のときは、会社ごとの志望理由を作らなくていいかと。
なぜなら、一次面接の段階だと
- 求人票や採用ページの情報に限界がある
- HPや財務諸表をみても実際よくわからない
と感じる方が大半かと思います。
私も、転職活動で10社以上の会社の面接を受けてきましたが、
さすがに、一次面接から『なぜ弊社じゃないといけないのか?』という突っ込んだ質問はされたことがありません。
したがって、もし聞かれてしまった場合は、運が悪かったと割り切って対応するのがいいかと。
あくまで、一次面接は企業と求職者の方向性の確認になりますので、あまり気負わなくても心配ありません。
とはいえ、面接なので、面接官も
- 面接を受けるにあたって必要最低限の情報収集をしてきているのか?
- 転職する理由と、今回の採用の方向性が合っているか?
などのチェックはしているかと。
逆にいうと、上記の点に達していれば、会社ごとの志望理由にとらわれる必要はありません。
むしろ、会社ごとの志望動機を無理に作ってしまうと、思わぬ質問でボロが出てしまうリスクもあります。
なので、一次面接では会社ごとの志望理由に気負いせず、
- 今まで経験してきた仕事
- 仕事での成功体験
などの準備にしっかり時間を使うことが選考通過のポイントだと思います。
なお、二次面接、最終面接では会社ごとの志望理由の重要性が増してきます。
そのため、面接官に「なぜこの会社を選んだのか」などの逆質問をしてみるのもありですよね。
転職する理由を話すときの注意点とは?

転職理由を作っているけど、どんなことに注意すればいい?
結論からいうと、以下の2つに注意する必要があります。
- 転職理由を現職のせいにしない
- 他社貢献が自分にとって、一番のやりがいであることをアピールする
それでは、それぞれ解説しますね。
転職理由を現職のせいにしない

現職がブラック企業だし、給与が低いから転職したい!
実際の転職理由は、年収や労働環境など、会社側に原因があるはずな
会社の愚痴や文句を言いたくなることもありますよね。
実際に、en転職理由のアンケートでも『給与が低かった』が転職理由の上位にきてます。
引用先 : 8,600名に聞いた「退職のきっかけ」調査。転職理由は「給与」「やりがいのなさ」「企業の将来性」。―『エン転職』
ただ、面接官に対して、会社起因で転職活動をしている話をすると
『うちの会社に来ても、不満が原因ですぐ辞めてしまうだろう』
などと考え、定着性を懸念して、お見送りとい
したがって、これを避けるために必要なのが転職理由については会社のせいにせず、
「自分が今後どうなりたいのか」と
例えば、
今後は、経理職のみならず、経営企画やIRなど会社の業務を横軸で経験し、会社の数値を多角的に把握できる人材になりたいため、幅広い業務を経験できる会社を中心に転職活動をしております。

などと、会社原因の理由は含めない方がベターです。
また、転職回数が多いと、過去の転職理由も突っ込まれる可能性があると思います。
その時も、つい会社のせいにしたくなる気持ちもあるかと。
ただ、転職面接という場面で、そのような話をすればする
したがって、その気持ちを、ぐっとこらえて
前職での反省踏まえ、次の職場では〇〇を心がけて、長期的な視点で働こうと

などと、いかにも優等生な回答をすることが非常に大切です。
他社貢献が自分にとって、一番のやりがいであることをアピールする

自分の成長を目的とした、転職理由ではダメなの?
結論からいうと、自分の成長ではなく、他社貢献が一番大切であるということを意識することが大切です。
なぜなら、『成長意欲が強いのは評価できるが、思考のベクトルが自分に向いている』
といっ
もちろん、転職者としては、
- 『自分の成長や達成感を味わいたい』
というのも本音ですよね。
実際に上記のエン転職のアンケートでも2位に『仕事の達成感』がランクインしています。
とはいえ、これを全面に押し出しすぎてしまうと、一部の個人主義のベンチャー以外のほとんどの企業では印象が悪いかと。
というのも、あまりにも成長意欲が強いと、自己中心的な人物という印象を与えてしまいますよね。
そのため、面接における優等生な回答として、

今回の転職理由の1番の理由は、自分にとっては他者貢献がもっとも大きなやりがいであり、現職よりも転職して幅広い業務を担当できる御社のような環境にしたほうがより他者貢献を実現
と、あくまでベクトルは他者に向かっていることを意識するのがいいと思います。
もちろん、最初に他者貢献を伝えたうえで、自分の成長について言及することは問題ありません。
まとめ
以上、転職活動をするときの転職をする理由の注意点を中心に解説しました。
大切なことを繰り返しますと、
転職する理由を伝えるときは、
- 会社のせいにせず、自分がこれからやりたい事に焦点をあてる
- 自分の成長を述べる前に、他者貢献が転職理由の1番であることを伝える
しっかりと、面接準備をしていないと、意外と冒してしまいそうなミスになりますので、
面接準備はしっかりと行うことがおすすめです。
みなさんの転職活動の参考になれば幸いです。