こんな方におすすめ
- 経理の人間関係はどんな感じ?
- 経理の人間関係で辛いときはいつ?
- 経理の人間関係でしんどい時の対処方法
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「経理の人間関係で辛い場面」をご参考にすれば、実際の経理業務の苦労をイメージできますよ。
プライム企業の経理4年目、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。
記事前半では「経理の人間関係」について、
後半では「経理の人間関係で辛いときの考え方」について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
経理の人間関係
経理未経験者にとっては、経理の人間関係がどんな感じか分かりづらいですよね。
もちろん、経理部の中でも役割によって、どんな人と付き合うかが決まってきます。
とはいえ、経理未経験者や若手経理マンであれば、どんな人と接するかは絞れてきます。
とういわけで、経理未経験や若手経理マン向けに経理の人間関係について解説しますね。
結論からいうと、経理は以下の人たちと人間関係が発生します。
- 同じ経理部員や上司
- 他部署の従業員
- 外部の会社の人
それでは詳しく1つずつ見ていくことにしましょう。
【経理の人間関係】同じ経理部員や上司
まず1つ目の経理が接する人間は、同じ経理部員や上司が挙げられます。
当然、同じ部署になるので連携が必要になりますよね。
具体的には、
- 同僚から資料をもらって仕訳を作成する
- 上司に仕訳や資料の説明をする
など。
経理の仕事は、バケツリレーってことを聞いたことがある人もいるかと。
最終的には、会社の決算書を作る必要があるのですが、これをみんなで作成するわけですね。
なので、部内でのコミュニケーションミスがあると、決算書の数値も間違ってしまいます。
したがって、部内でコミュニケーションを取るときは、詳細を伝えられるように注意を払う必要があります。
【経理の人間関係】他部署の従業員
次に経理の人間関係として挙げられるのは、他部署の従業員です。
なぜなら、経理が決算の数値を作成するためには、他部署からのデータがないと作れません。
具体的には、
- 売上データは、営業部署
- 仕入データは、購買部署
- 固定資産は、製造部署
- 経費精算は、全従業員
など。
繰り返しますが、会社の業績は、会社のみんなから情報を集めて作成する必要があります。
したがって、経理の仕事をするのであれば他部署との連携は、欠かせません。
【経理の人間関係】外部の会社の人
最後の経理の人間関係として挙げられるは、外部の会社の人です。
上場企業の場合、とくに監査法人とは深く連携する必要があります。
なぜなら、彼らの仕事は、会社の数値が正しいかを確認するのがメイン。
当然、会社の決算数値を作成するのは、経理の役割ですので、彼らとコミュニケーションを取る必要があります。
中小企業の場合は、この役目を税理士が担うケースがほとんどかと。
いずれにしろ、経理は外部の経理の専門家と連携して、会社の成績を作る必要がありますよ。
他にも、経理の業務効率化のために、外部のコンサルタントを活用するケースもあります。
例えば、
- 経費精算の効率化
- 電帳法への対応
など。
もちろん、経理未経験者でいきなり、外部と連携するケースはありません。
とはいえ、経理で経験を詰めば、必ず付き合う人達ですよ。
整理しますと、経理が関わる外部の人は、
- 監査法人の公認会計士
- 税理士
- コンサルタント
です。
経理の人間関係で辛い場面
経理の人間関係の概要を抑えたところで、「どんな時に経理の人間関係で辛いか?」を知っておきたいですよね。
もちろん、どんな仕事でも人間関係できつい場面ってありますよ。
とはいえ、経理特有の人間関係の辛さがあるのも事実。
というわけで、経理での人間関係の辛さを解説しますね。
結論からいうと、以下の3つに分けれるかと。
- 引継ぎを十分に行ってくれない
- 他部署が経理に非協力的
- 監査法人の細かいチェック
それでは、1つずつ解説していきますね。
【経理の辛い人間関係】引継ぎを十分に行ってくれない
まず1つ目の経理の人間で辛い場面は、『引継ぎを十分に行ってくれないこと』です。
もちろん優良企業であれば、
- 誰がやってもミスしないマニュアル
- 十分な引継ぎ期間
があるので、安心して働けます。
とはいえ、中途入社する場合は、
- そもそも人が不足しているので応募している
- 即戦力性が求められる
こともあって、完璧な引継ぎが行われないケースが大半かと。
当然、引継ぎがしっかり行われないと、ミスが起きるわけで。。
もし、引継ぎが行われないでミスの原因を自分のせいにさせられたら、不快な思いをしますよね。
また、中には、『背中で覚えろ!』的な経理部員もたまにいるので、そういったときも人間関係で苦労しますね。
解決策としてみなさんにできることは、
【分からないところは、必ず聞くこと!】
当たり前と思われるかもしれませんが、経理にとっては超重要です。
『そんなのもわからないの?』
と言われても
『分かりません』
とはっきりいいましょう。
あとあと、ミスの原因を押し付けられないためにも、
引継ぎの際に、粘り強くキャッチアップするのが大切です。
【経理の辛い人間関係】他部署が経理に非協力的
2つ目の経理の人間関係で辛い場面は、『他部署が経理に非協力的なケース』です。
経理の仕事では、他部署からの情報収集が欠かせないことは、上記で解説しました。
つまり、彼らが、
- 期日通りに資料を提出しない
- 間違ったデータが提供される
と、正しい決算書を作ることができません。
そんな経理にとって大切な存在の他部署ですが、会社によっては、経理に非協力的なケースがあります。
なぜなら、経理はコストセンター。
他部署から見れば、利益を上げない部門なわけですね。
しかも、経理からは、『あの資料出せ。この資料出せ。期限厳守!』
と、他部署からすると、経理はかなり面倒くさい存在。
なので、会社によっては、コストセンターである経理の言っていることはないがしろにされ、協力してくれないケースが発生します。
非協力的な関係が続くと、期日までに決算書を作ることができず、経理の皆さんに負担が来ますので、かなり辛いです。
【経理の辛い人間関係】監査法人の細かいチェック
3つ目の経理の辛い人間関係は、『監査法人の細かいチェック』です。
監査法人は、みなさんが作った決算書をチェックする会社。
したがって、「チェック方法もかなり細かく、あの資料を出せ、なぜこの計算をした?」など、
かなり細かいことを聞いてきます。
もちろん、優良企業であれば、それほど突っ込みどころもなく、スムーズに監査が終わるケースもあるかもしれません。
とはいえ、ほとんどの会社では、決算発表日直前まで質問対応が続き、
- この間説明したのに!
- なんで今さらこんな質問してくるの?
などの彼らとのコミュニケーションにストレスが発生してきます。
当然、それが経理の仕事なので、仕方ないと割り切るしかないのですが。。
経理業務の中でも辛い人間関係に挙げられることは間違いありません。
経理の人間関係でしんどい時の考え方
経理の人間関係で辛い場面は分かったけど、辛いときはどうすればいい?
どんな優良企業でも経理をやっていれば人間関係で辛い時期が必ずくるかと。
そんなときどうすればいいか、気になりますよね。
1番大切なことは、経理は、転職しやすい職種だと知っておくことです。
なぜなら、不運にも人間関係が最悪な職場に入ってしまってしまうことは、誰でもあると思います。
そんなときに、「一生この職場で働くのかあ」と考えると病んでしまいますよね。
たとえ、大手の人気企業に入っても、人間関係がいいとは限りません。
「せっかく大手企業に入れたのに、すぐ辞めたらキャリアが台無しになる。」
「でも、職場の人間関係は最悪」
だと、自分の取るべき行動が分からず、負のループになります。
最悪の場合は、病んでしまいます。
そうならないためにも、経理は転職しやすい職種だと理解して、自分には選択肢が複数あることを認識しておきましょう。
まとめ
以上、経理の人間関係について解説しました。
大切なことは、
経理は、決算書を作るために、いろんな人と協力する必要があるということです。
経理の業務をスムーズに進めるためにも、良好な人間関係を築いておくことが大切ですよ。
また、経理の辛い人間関係を乗り越えるためにも『自分には選択肢が複数ある』ことを認識しておくことが大切です。
みなさんの経理ライフの参考になれば幸いです。