こんな方におすすめ
- 経理を辞めたいって思っているけど、自分だけかな?
- 経理を辞めたいと思うときはどんなとき?
- 経理を辞めたいときのアドバイスがほしい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「経理を辞めたい理由5選」をご参考にすれば、経理に転職したいみなさんに役立ちますよ!
なぜなら、実際に転職をする前に、経理を辞めたい理由を知っておくことで、ミスマッチを防げるからです。
上場企業・経理歴3年、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。
記事前半では「経理を辞めたい理由5選」について、
後半では「今すぐ経理を辞めたい人に伝えたいこと」について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
経理を辞めたいは当たり前?
そもそも経理を辞めたいと思うのは自分だけ?
そんな疑問を持つ方かたもいるかと。
安心してください。そんなことはありません。
経理にかかわらず、どんな仕事でも、いいところ、嫌なところはあります。
とはいえ、
『今自分が抱えている経理を辞めたい理由は、よくある理由なのか?』
『辞めたいと思ったときのアドバイスを知りたい!』
と思うこともあるはず。
ということで、筆者が経理を3年やってきて感じた辞めたい理由と
辞めたいと感じたときのアドバイスを解説しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
もちろん、これから経理に転職してみたいけど、
事前に経理を辞めたくなる理由を知りたい!という方もご参考に!
経理を辞めたい理由5選!
それでは、経理を辞めたい理由について解説しますね。
全部で5つにまとめてみました。
結論からいうと、以下の5つです。
- 会計基準や税法が難しい
- 毎年同じ業務で飽きる
- 上司と合わない
- ワークライフバランスがとれない
- 会社が不正をしている
それでは、1つずつ確認していきましょう。
【経理を辞めたい理由①】会計基準や税法が難しい
一つ目の経理を辞めたい理由は、会計基準や税法が難しいです。
簿記の資格を取得して、念願の経理の仕事に就いたけど、
- 会計基準の言葉が難しいすぎて何を言っているのか分からない
- 税法とかチンプンカンプン
といったように、経理の仕事では、基準や法律の壁にぶち当たりますよね。
そういったときに、
『会計基準や税法が分からない自分は経理に向いていない』
『こんな難しいずっとやってられない』
と思い、経理を辞めたくなることもありますよね。
とくに、まじめな人ほど、プロ意識が高く、悩みすぎる傾向があるかと。
安心してください!
会計基準や税法を完璧に理解している人は、経理にほとんどいません。
逆に、知識を使う仕事を任されていることは、期待されている証かと。
そもそも、会計基準や税法の解釈は、公認会計士や税理士でも意見がわれるもの。
つまり、それぞれの人の解釈で結論は変わりうるわけですね。
したがって、みなさんが取るべき行動は、
とりあえず、『自分は、こう思います。』という答えをもつこと。
そのうえで、外部の専門家や上司からフィールドバックをもらえれば、後はなるようになります。
【経理を辞めたい理由②】毎年同じ業務で飽きる
続いての経理の辞めたい理由は、毎年同じ業務で飽きるです。
なぜなら、経理の仕事は基本的にルーティンで行われるからです。
具体的にいうと、
- 月次で何をやるか?
- 1年間で何をやるか?
など、やることは毎年同じです。
もちろん、毎年やることが決まっているから、ワークライフバランスがとれやすいなどのメリットはあります。
とはいえ、何年も同じ業務をやっていると、さすがに飽きてくるのも事実。
とくに、ジョブローテーションがない会社だと、この辞めたいパターンに該当してしまうかと。
何年も同じ業務をやっていると、業務の幅も広がらないので、解消したくなりますよね。
【経理を辞めたい理由③】上司と合わない
3つ目の経理を辞めたい理由として挙げられるのが、『上司と合わない』です。
経理にかかわらず、どの仕事でも、上司と合わないのはしんどいですよね。
具体的には、
- 上司の仕事の進め方が原因で、毎月残業
- 上司の会議の話が長すぎる
- 上司が高圧的でしんどい
など。合わないとしんどいですよね。
もちろん、仕事を進めるには、上司とのコミュニケーションは必須だし、上司とは良好な関係を築いておきたいですよね。
とはいえ、こちらが我慢してつきあうと、いつか気持ちに限界がくることもあります。
【経理を辞めたい理由④】ワークライフバランスがとれない
4つ目の経理を辞めたい理由は、ワークライフバランスがとれないです。
経理は、ワークライフバランスが取れる!などの情報を聞いたことがあると思います。
しかし、実態は、経理によってまちまちです。
とくに、『ベンチャー企業』などは、残業するのが当たり前になっているケースがほとんどなので要注意。
もし、
『残業が当たり前の会社に入ってしまって全然プライベートの時間が取れない!』
という方は、早速、転職を検討しましょう。
大切なことは、
同じ経理でも、ワークライフバランスをとれるか?とれないか?は会社によって異なる!
と認識しておくことです。
【経理を辞めたい理由⑤】会社が不正をしている
最後の辞めたい理由としてあげたいのが、『会社が不正をしている』です。
これを聞くと、
『私が勤めている会社は、超大手だから大丈夫!!』
『私が勤めている会社が不正をするわけない!』
と誰もが思いがちですが、どんな会社でも不正を行う可能性は十分にあります。
最近でも『あの会社が不正してたのか!』など、
ビックリするニュースを頻繁に見ることもあるかと。
もし、会社の不正が発覚すると、
- 上場企業であれば、会社の信用が落ちて、株価が下がる。
- 中小企業であれば、税務調査でばれて、多額の納税が発生する。
など、会社が損害を被り、賞与の削減など、みなさんの生活に影響も出てきます。
さらに、不正会計を行っていた場合は、経理にかなりの負担がかかりますので、大変な思いをすることも。
筆者も不正会計が発覚した会社での経験があり、かなりしんどい思いをしました。
経理を今すぐ辞めたい人に伝えたいこと!
上記では、筆者が個人的に感じた経理を辞めたい理由を解説しました。
このブログを見ている方で、すでに、
- 『こんな会社辞めてやる!』
- 『毎日辞めたくて、もう無理!』
など、辞めるか?辞めないか?の限界にきている方もいるかと。
とはいえ、生活のためにも、働かなければいけないのも事実。
ここからは、経理を辞めたくてしょうがない人向けに、筆者が伝えたいことを解説します。
結論からいうと、伝えたいことは、以下の3つです。
- 衝動的に決断しない。
- 転職で実現したいことを現職で試す。
- 会社によって、経理もいろいろだと知る。
それでは、具体的に見ていきましょう。
【経理を辞めたいあなたへ伝えたいこと①】衝動的に決断しない。
まず、1つ目の伝えたいことは、衝動的に決断しないことです。
『職場が合わなすぎて辛い!』
『もうあの上司は無理!』
など、感情が先行して、衝動的に辞めたくなることもありますよね。
ただ、衝動的に会社を辞めるのは辞めましょう。
なぜなら、みなさんが損をしてしまうからです。
具体的には、
- 辞めてから、転職先を探そうと思っていたが、転職活動に時間がかかり、生活が厳しくなる。
- 辞めてから、他に解決策があったと思い、後悔する。
など。
短期的には、辞めたい衝動から逃れることができますが、
長期的にみると、みなさんが損してしまうケースが多いかと。
大切なのは、辞めたい感情と一歩距離を置いてみて、みなさんに損がでないようにすることです。
例えば、
- 社内で異動が可能か?確認する
- 現職で働きながら、転職活動をする
など。
もちろん、既に実行した!というかたもいるかもしれません。
そのうえで、辞めるのはしょうがないですよね。
大切ことは、感情に任せて仕事を辞めてしまわないことかと。
【経理を辞めたいあなたへ伝えたいこと②】転職で実現したいことを現職で試す。
2つ目の伝えたいことは、『転職で実現したいことを、現職で試す』です。
『今の会社は、残業が多すぎて、ワークライフバランスがとれない!』
『やりたい業務にチャレンジできない!』
などの叶えたいことがあるけど、叶えられないパターンの不満を持つ方も多いですよ。
もちろん、叶えたいことを叶えるために転職するのはいいこと。
ただし、その前に、現職で叶えたいことを試してみることをおススメします。
なぜなら、現職で試さなかったら、次の転職先でも実現できる可能性が低いからです。
例えば、成熟している企業に勤めている人で、
『もっと自分で改革できるような業務に就きたい!』
と思ったとしても、実際にベンチャー企業のような会社に入ったら、保守的な存在になってしまった。。。
など、なんとなくイメージ湧きますよね。
つまり、自分がやりたいと思っていることと、自分が実際に行動に実行できるかは、また別なわけで。
これを理解していないと、何回も転職を繰り返し、結局何を叶えたかったのかが分からなくなります。
例えば、先ほどの例でいえば、
『上司に業務効率化を図る案を提案する』
など、実行に移してみることをおススメします。
どうせ辞めるつもりであれば、やりたいことを現職で実行しても問題ないですよね。
【経理を辞めたいあなたへ伝えたいこと③】会社によって、経理もいろいろだと知る。
最後の伝えたいことは、会社によって、経理もいろいろだということです。
なぜなら、同じ経理でも『大変な経理』と『楽な経理』に分かれるからです。
したがって、
『今の会社でっ経理が大変で、しんどいから、もう経理は嫌だ!』
って思うのは、時期尚早かも。
なにせ、ホワイトな経理であれば、
- ワークライフバランス抜群
- 知識を活かせる
- キャリを作りやすい
など、メリットもたくさんあります。
したがって、ホワイトな経理を知らずに、経理を諦めてしまうのはもったいのですよ。
繰り返しますが、経理の大変さは会社や経理によることを理解しましょう。
筆者の会社も管理本部長が変わっただけで、ブラック経理からホワイトな経理部に激変しました。
経理の大変さについて、もっと詳しく知りたい方は、以下のサイトをご参考にしてみて下さい。
-
経理は大変なの?を具体的に解説します!
まとめ
以上、経理を辞めたい理由について解説しました。
大切なことは、
経理を辞めたいと思っても、感情的には行動しないこと!
ネガティブな気持ちになると、視野が狭くなるので、
- 転職活動を行う
- 社内異動を希望する
など、自分の選択肢は現職の職場だけではないことを認識しておきましょう。
みなさんの転職活動や経理ライフの参考になれば幸いです。