こんな方におすすめ
- 経理でよくあるミスはなに?
- 経理でミスしないためにはどうすればいい?
- 経理でミスに効果的な対策を知りたい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「経理でよくあるミス」をご参考にすれば、これからの実務に役立ちますよ!
なぜなら、経理の実務で実際にどんなミスが多いのか?事前に知っておくことでみなさんのミスへの注意力も高まるからです。
記事前半では『経理実務で多いミス』について、
後半では『個人・組織の経理のミス対策』について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
経理実務で多いミスとは?
経理にチャレンジしたいけど、実務ではどんなミスが多いんだろう?
自分が経理でよくあるミスに遭遇しないためにも、
実務でどんなミスが多いのか事前に把握しておきたいですよね。
結論からいうと、経理で多い実務は以下の3つです。
- 仕訳の計上もれ
- 支払いミス
- 請求書などの書類の紛失
それでは、具体的に内容を深堀していきます!
【経理実務で多いミス①】仕訳の計上もれ
まず、経理実務で多いミスとしてあげられるのは、仕訳の計上もれです。
なぜなら、経理が計上する仕訳は1つや2つではありません。
規模の大きい会社になるほど、取引量も膨大になり、その分たくさんの仕訳を計上しなければなりません。
具体的には、以下のようなミスがよくあります。
- 請求書が期限までに到着していなかったので、仕訳が漏れていた
- 経過勘定などの決算整理仕訳を計上するのを忘れていた
最初のうちは作業についていくのが精一杯かと思いますが、
徐々に帳簿の残高チェックを実施して、金額がおかしくないか?確認するのが大切です。
【経理実務で多いミス②】支払いミス
経理の業務のなかでも、支払いはかなりデリケートな業務です。
なぜなら、支払先が『銀行』『顧客』『取引先』と多岐にわたり、
もし、支払い漏れが起こってしまうと、会社の取引に影響がでてしまうこともあります。
みんさんも、期日通りにお金が支払われなかったら、『この会社大丈夫か?』とその会社を疑いますよね。
とはいえ、実務では支払いに関するミスが多いのも事実。
例えば、
- 取引先から入金確認ができないと電話がかかってきて、請求書が埋もれていたことに気づく
ってことは、実務でよくあるミスかと。
【経理実務で多いミス③】請求書などの書類の紛失
最後に経理で多いミスは、請求書などの書類を紛失してしまうことです。
DXが推進されているとはいえ、いまだに請求書や書類のやり取りが多い会社がほとんどですよね。
人数が足りていない会社だと、書類の整理は後回しになりがちになります。
例えば、
- 指定された場所に仕訳帳が保管されていない
- そもそも書類の保管ルールが決まっていない
など。
組織全体で書類の保管ルールを徹底することが大切になります。
個人で対策できる経理のミス対策
上記では経理でよく発生するミスを解説しました。
ではどんな対策をすれば、経理のミスを防げるのか?気になりますよね。
個人でできるミス対策は、結論からいうと以下の3つです。
- よく間違える箇所を認識する
- デスク周りを常にきれいにする
- 集中力を保てるようにする
それでは、1つずつ内容を解説していきます。
【個人・経理のミス対策①】よく間違える箇所を認識する
まず、最初に対策したい経理のミス対策は、よく間違える箇所を意識することです。
自分の行っている業務のどんな箇所をミスしやすいか?を認識しておくことで、ミスを防げたりするものです。
料理をしているときでも『火の消し忘れに注意』など、事故にならないように特に注意することってありますよね。
経理の場合も
- 残高の振替処理を忘れやすい
- 在庫の計上漏れが発生しやすい
など、
『自分が間違えそうだな。』と思う点を意識しながら、作業するだけでもミスを減らせることができますよ。
【個人・経理のミス対策②】デスク周りを常にきれいにする
2つ目に経理のミス対策は、デスク周りを常にきれいにするです。
なぜなら、経理の仕事は紙での作業が大半です。
例えば、請求書、仕訳帳など。
繁忙期のときは、ただでさえ忙しいのに、これらの書類がデスクに散乱していると頭の中が混乱してしまいます。
当然、頭脳労働の経理にとって、頭が混乱していればミスも発生しやすくなりますよね。
自分のミスを対策するためにも、日ごろの書類整理が大切になりますよ。
【個人・経理のミス対策③】集中力を保てるようにする
3つ目の個人でできる経理のミス対策は、集中力を保てるようにすることです。
ご存知のように経理の仕事はかなり神経を使います。
ミスをしないよう、作業に集中することがとても大切になります。
とはいえ、1日中ずっと集中しているのも現実的ではありません。
なので、休憩時間と作業時間のオン・オフを切り替えて、自分の集中力をコントロールすることが大切になります。
自分のデスク以外のフリースペースを使って、気持ちを切り替えることもおススメです!
組織で取り組む経理のミス対策
上記では、個人でできる経理のミス対策を解説しました。
ここからは、組織で取り組む経理のミス対策を解説します。
個人対策と組織対策を組み合わせれば、経理のミス対策はかなり有効なものになるかと。
結論からいうと、組織で取り組む経理のミス対策は、以下の2つです。
- マニュアルを整備して業務の属人化を防ぐ
- 複数人でチェックする体制を構築する
それでは、1つずつ具体的に内容を解説しますね。
【組織・経理のミス対策①】マニュアルを整備して業務の属人化を防ぐ
まず1つ目の組織でできる経理のミス対策は、『マニュアルを整備して業務の属人化を防ぐ』です。
なぜなら、マニュアルを作成しておくことで、
業務が担当する人が変わっても仕事の成果を一定にすることができます。
マニュアルを作るさいは、細かく内容をブレイクダウンしましょう。
- システムのどこをクリックするか?
- 入力内容のルールを決める
といった細かいことを記載しておくことで、他の人が作業してもミスする可能性が低くなります。
経理部全員がいろんな業務を担当できれば、経理部のレベルもアップしますよね。
【組織・経理のミス対策②】複数人でチェックする体制を構築する
2つ目の組織でできる経理のミス対策は、複数人でチェックする体制を構築することです。
経理はミスが許されないとはいえ、いくら優秀な人でも1人で作業を行っていると必ずミスはあります。
また、ダブルチェックする機能がないと、『数字をごまかしてもばれない』といった不正の原因にもなりかねません。
つまり、『ミス』と『不正』防止といった観点から複数人でチェックする体制は有効です。
とはいえ、細かいことを複数人でチェックするのも非効率になるので、
金額が大きい重要なものに限定して、複数人でチェックすることが効果的かと。
まとめ
以上、経理のよくあるミスとミスの対策を中心に解説しました!
経理でよくあるミスを知っておくことで、みなさんの実務でのミス防止につながりますよ。
ぜひ、個人や組織でできるミス対策を実行して、生産性向上に繋げましょう!
個人の経理ミス対策
- よく間違える箇所を認識する
- デスク周りを常にきれいにする
- 集中力を保てるようにする
組織の経理ミス対策
- マニュアルを整備して業務の属人化を防ぐ
- 複数人でチェックする体制を構築する