こんな方におすすめ
- 精神論抜きにして簿記の資格を楽に取る方法はないの?
- どうすれば簿記の資格の合格に近づける?
- 簿記の勉強をするのに大切なことは?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「簿記の勉強の仕方①マインドを整える」をご参考にすれば、
みんさんの勉強生活の役に立ちますよ。
プライム企業の経理4年目、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。
記事前半では「簿記の勉強の仕方①マインドを整える」について、
後半では「簿記の勉強の仕方②WOOPの法則で合格率上げる」について解説するので、ぜひ参考にしてくださいね!
【簿記の勉強の仕方①】マインドを整える
簿記の勉強を始めたいけど、勉強方法が分からない
これまで簿記に縁のなかった方が、
簿記の勉強を始めるとなると分からないものだらけですよね。
では、簿記の勉強をするにあたって確認しておくことは何でしょうか?
大切なことは、2つあると思います。
1つ目は、簿記の試験で点数を取るためのテクニック。
当然、簿記の資格をとるためには、試験に合わせて点数を取るテクニックが必要。
これは、TOEICなどの資格試験系ではよくあることですよね。
みんさんも、この『簿記の試験で点数を取るためのテクニック』について情報収集しますよね。
例えば、
- 簿記の資格講座に通う
- Youtubeを見て学習する
など。
とはいえ、簿記の勉強をするのであれば、1つ目と同じぐらい重要なことがあるかと。
2つ目は、マインドを整理することです。
この記事では、この2つ目のマインドの整理について解説しますよ!
でも、そもそもマインドを整理するってどうゆうこと?
マインドを整理するとは、いわゆるメンタル面や考え方の部分ですね。
心技体の、技が『簿記の試験で点数を取るためのテクニック』だとすれば、
心・体が『マインドを整える』イメージですね。
では、具体的にどんなマインドを整えるかというと、
結論からいうと、以下の2つです。
- 資格の取得にかかる時間を把握する
- 目標を価値に変換する
それでは、1つずつ内容を解説しますね。
【簿記の勉強の仕方・マインド①】資格の取得にかかる時間を把握する
まず、1番最初に確認しておきたいことは、『簿記の資格を取るのにどれくらいの時間がかかるか?』です。
当たり前と言えば、当たり前なのですが、
恥ずかしながら、筆者自身はこれを確認せずに勉強を始めました。
なぜ、これを知ることが必要かというと、現実的な思考になることができます。
例えば、『社会人が簿記3級を取りたい!』と思ったとします。
調べてみると、簿記3級を取るのに必要な勉強時間は100時間。
では、実際に自分の生活に落とし込んでみるには、どんなプランが立てられるでしょう。
平日2時間×22日は、88時間。
なので、だいたい1ヶ月、仕事終わりに2時間勉強すれば、合格ラインで戦えることがわかりますよね。
このように、総勉強時間を知ることで、自分の生活に落とし込みやすくなります。
自分の生活に落とし込めれば、現実的なスケジュールを組めますよね。
逆に、勉強時間の基準を知っておかないと、
- そもそも勉強時間が足りていないのに、自分は向いていないと思い勉強を辞めてしまう。
- 生活のリズムを崩して、偏ったペース配分で勉強をする
など。挫折する原因にもなってしまいます。
言い換えると、総勉強時間を知れば、
仮に合格できなかったとしても、以下の要因を知ることができるわけです。
- そもそも勉強時間が足りていなかった
- 勉強時間が足りていないけど落ちた=勉強の仕方に問題がある
要因が分かれば、次の試験のモチベーションにもつながり挫折を回避することもできますよね。
資格を取りたい!と思ったときは、とにかく前のめりになりがち。
まずは、冷静に全体感を把握するのがオススメですよ!
また、総勉強時間を確認した人のなかには、
仕事が忙しいから、毎日睡眠時間を削って勉強しようとする方もいるかと。
もちろん、どうやって資格を取るかは個人の自由。
とはいえ、睡眠時間を削ることはオススメしません。
なぜなら、生活の質が下がるからです。
簿記の資格を取れても、生活の質が下がったら、いい結果とは言い難いですよね。
ちなみに、筆者は簿記2,3級を取ったときは、試験前に徹夜を連投しました。
運良く試験には受かりましたが、非常に生活の質は下がりました。
なので、皆さんには生活の質も考えながら、バランスの良いペース配分をオススメします。
【簿記の勉強の仕方・マインド②】目標を価値に変換する
勉強時間がだいたい分かったら、
簿記の資格を取るという目標を自分にあった価値に変換しましょう。
価値に変換する?
っておもいますよね。
そもそも、目標と価値は違うのでしょうか。
結論からいうと、違います。
- 価値は、人生を通じて経験、達成したいこと
- 目標は、一時的なゴール
というイメージですね。
ではなぜ、目標を価値に変換する必要があるの?
それは、目標設定のデメリットを避けるためです。
目標というと、『成長』、『達成感』など、どこかプラスイメージを持てますよね。
しかし、実際には、
- 目標を達成するまでは、気分が鬱々する
- 目標達成しても、達成感は一瞬で終わる
- 目標達成を繰り返しても、さらに目標をクリアしなければならない
といった負の面もありますよね。
とくに、マジメで完璧主義者の方には、この傾向があるかと。
実際、税理試験合格を目標にした筆者は、運よく合格を達成できましたが、
- 勉強期間中は不規則な生活を繰り返し、孤独を感じる
- 合格を達成した後に、燃え尽き症候群になる
など、身をもって体験しました。
一方、、価値に変換すると何がおきるのでしょうか。
そもそも価値とは一時点の目標ではなく、人生を通じて達成したいこと。
たとえば、『自分は計算が得意だから、人生を通じて自分の得意分野で他人の手助けしたい』
という価値があれば、『簿記の資格を取得したら、それで終わり』ってことはありませんよね。
しかも、勉強期間中、辛くても楽しくてもは達成できてますよね。
加えて、仮に試験に落ちたとしても、自分の価値に影響を及ぼしません。
言い換えいると、目標を価値に変換すれば、
継続力や粘り強さが発揮できて、パフォーマンスも一定になる。
ゆえに、成果につながるわけです。
ぜひ、
- 自分の人生を通じてどんな経験をしたいか?
- 自分の人生を通じて何を達成したいか?
に簿記を勉強する意味を紐づけることをおススメしますよ!
【簿記の勉強の仕方②】WOOPの法則で合格率を上げる
上記では、簿記の勉強の仕方についてマインド面を確認しました。
とはいえ、実際に勉強を始めたら誘惑に負けてしまうことってありますよね。
ということで、
ここからは、簿記の資格を取るための具体的な計画の立て方を解説したいと思います。
先に結論からいいますね。
簿記の試験の合格率を上げるためにおススメしたいのは、WOOPの法則を使うことです。
WOOPの法則ってなに?
と思う方がほとんどですよね。
安心してください。詳しく解説しますね。
まず、WOOPはなんの略かというと、
- Wish(願望)
- Outcome(成果)
- Obstacle(障害)
- Plan(計画)
です。
要するに、この4つのステップを踏むことで目標の達成率を上げるというわけですね。
実際にアメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士が研究した法則です。
それでは、1つずつ簿記の勉強に当てはめて確認していきますね。
【簿記の勉強の仕方×WOOPの法則】①Wish(願望)
それでは、1つ目のWish(願望)を確認しましょう。
まず、願望のステップでは、『達成したいこと』や『乗り越えたい障害』を考えます。
ポイントは、
- 努力すればなんなかなりそうなこと
- 自分の力でなんとかなること
を設定しますよ。
言い換えると、周りの影響を受けない目標ですね。
例えば、上場企業の社長になるってのはNGです。
要は、現実的な目標というわけです。
まさに、簿記の資格であれば、努力すれば自分の力でなんとかなりますよね。
なので、簿記の資格取得を『願望』にするのは問題ありませんよね。
というとで、『願望=簿記の資格取得』とします。
【簿記の勉強の仕方×WOOPの法則】②Outcome(成果)
次はOutcome(成果)です。
成果はなにかというと、『達成したときに何を得ることができるか?』を考えることです。
例えば、
Wish (願望)がマッチョになる!
だったら、
Outcome(成果) は女子にモテる!
になりますよね。
今回は、簿記資格取得がWish(願望)なので、
Outcome (成果)は
- 資格取得で自信を得ることができる
- 転職で評価される
- 会社の決算書を読むことができる
などが挙げられますよね。
ポイントは、具体的にどんな成果を手に入れられるか?思い浮かべること。
要するに、『目標+成果』を考えることで目標達成率が上がるというわかですね。
というわけで、
このステップでは、みなさんなりの簿記の資格取得の『成果』を具体的に考えてみましょう。
もちろん、上記の例を参考にしても構いませんよ。
【簿記の勉強の仕方×WOOPの法則】③Obstacle(障害)
3つ目は、Obstacle(障害)をの把握です。
障害とは、その名通り、Wishiの障害になってしまうもの。
今回でいえば、『簿記の資格取得』の障害になってしまうもの。
具体例を挙げるとすると、
- 勉強がわからずに、挫折してしまう
- Youtubeを見てしまい、勉強時間を失う
- 残業が続いて、勉強時間を確保できない
など。
日々の勉強で挫折してしまうタイミングを思い浮かべるといろいろ出てきますよね。
言い換えると、このステップでは、実際に課題に取り組む前に、事前に障害を予測しておくわけですね。
そうすれば、障害が発生したときにパニックになって挫折する可能性も少なくなります。
注意したいのは、自分の力で乗り越えられない障害が出てきたら、Wish(願望)を見直す必要があります。
なぜなら、Wish(願望)は自分の努力で乗り越えられることが前提だからです。
もし、外的要因で簿記の勉強に支障が出る場合は、
まず、『その外的要因をどう乗り越えるか』をWish(願望)に設定することがいいかと。
【簿記の勉強の仕方×WOOPの法則】④Plan(計画)
最後のステップはPlanです。
ここでは、①から③を踏まえたうえで計画を立てますよ。
具体的には、IF thenプランニングを使います。
If thenプランニングっなんぞや?
と思いますよね。
結論からいうと、障害が起きたときの対処法をあらかじめ決めておくことです。
具体的には、以下の~に言葉をあてはめます。
If then プランニング
If(もし~がおきたら)then(~をする)
実際例で確認しますので、安心してください。
例えば、
勉強しようと思っていたけどYoutubeを見てしまうが障害だとします。
これをIf thenプランニングに当てはめると、
(If) Youtubeを見そうになったら、(then)スマホの電源を切る。
なんとなくイメージできますか。
もう1つ例えを確認しますね。
夜勉強したいけど、残業が発生して勉強しない言い訳をしてしまいそうが障害だとします。
そしたら、
(If) 残業が発生しそうな日は、(then)朝に勉強時間を確保する。
もちろん、これが絶対ではないので、みなさんに合ったIf thenプランニングを見つけてみて下さい。
最後にもう1つ。
勉強がわからなくなくて勉強をさぼるが障害だとします。
みなさんもぜひ考えてみて下さい。
(If)~(then)~
ちなみにこの障害の私のIf thenプランニングは、
(If) 勉強がわからなくて勉強をさぼりそうになったら、(then)講師に質問するか、その問題は飛ばす
です。
まとめ
以上、簿記の勉強の仕方をマインド面で解説しました。
もちろん、がむしゃらに目標達成に向けて簿記の勉強をすることも大切です。
とはいえ、勉強を始める前に、
- この試験の勉強時間は全部で何時間くらいか?
- 簿記を勉強することは自分の人生にどんな価値があるのか?
と考えるだけでも、現実的なペース配分で充実した勉強生活を送ることができますよ。
また、その際にはWOOPの法則を実際に使ってみることをおススメします。
大切なことは、最初から完璧にやろうとしないこと。
こんな感じかな?で、まずは実践してみるのがおススメです。
みなさんの簿記の勉強の参考になれば幸いです。