こんな方におすすめ
- 男性でも経理職につけるの?
- 経理は女性のイメージがあるけど、男性もOK?
- 経理の男性の市場価値は?
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
この記事で紹介する「経理の男性の市場価値は?」をご参考にすれば、経理への転職に役立ちますよ!
なぜなら、経理は何が評価されるのか?を理解しておくことで、自身のキャリアを有利に進めることができます。
上場企業・経理歴3年、税理士試験に合格した現役経理マンが紹介します。
記事前半では「経理の男性の市場価値」について、
後半では「経理未経験の男性が経理になるには」について解説するので、
ぜひ参考にしてくださいね!
そもそも男性で経理はというのは珍しいのか?
経理って、女性のイメージがあるんだけど、男性でもできるの?
世間的に、経理=女性というイメージもあって、男性が経理に就くのは難しいのでは?と思われる方もいるかと。
結論からいうと、男性でも経理に就くことはできます。
逆に、男女比としては、男性の方が多いかと。
実際に、筆者が勤める一部上場企業の経理部内でも、7割以上が男性で占めています。
メーカーなど昔ながら日本の会社は、男性が多い実感があります。
もちろん、会社によっては、女性がほとんど!という会社もあるかもしれません。
とはいえ、女性じゃないと経理で働けないということはありません。
なので、経理にチャレンジしたい!と思っている男性は、ぜひ経理にチャレンジするのがおススメですよ。
以下のパソナキャリアの記事でも、男性の割合の方が多いと紹介されていますね。
経理職の男女比率。女性もキャリアアップできる?
「経理は男女ともに活躍できる職種だ」とお考えの方も多いかと思いますが、実際に経理職における男女の比率はどの程度なのでしょうか。
パソナにご登録いただいている転職希望者の方で、経理経験の方の男女比は、女性45%、男性55%と、やや男性の方が多いものの、大きな差異はありませんでした。経理は専門性が高く、スキルを重視される仕事であるため、他職種と比べ、女性も活躍しやすい職種といえます。引用先 : 経理職の給料・年収は?(パソナキャリア)
経理の男性の市場価値は?
男性でも経理に就けることはわかったけど、転職するときの市場価値はあるの?
経理として働けるのは嬉しいけど、転職市場で評価されないと困りますよね。
結論からいうと、男性が経理として働いていても、転職市場で評価されます。
なぜなら、経理を含めたバックオフィスは、経験で評価されます。
なので、『男性だから市場価値が低くなる。』ということはありません。
とはいえ、年収があがりやすいスキルや経験があるのも事実。
ここからは、経理の年収に関する疑問を3つ紹介しますね。
今回紹介するのは、以下の3つです。
- 経理の男性は年収が低い
- 経理の男性が年収をアップするには?
- 経理の男性が身につけるべきスキルは?
それでは、1つずつ解説します。
【疑問①】経理の男性は年収低い?
男性でも経理で働けるとはいえ、年収は低いの?
結論からいうと、経理の年収は低くありません。
なぜなら、経理の業務を行うには、ある程度の専門性が必要だからです。
専門的な知識があれば、当然年収に反映されてきますよね。
具体的には、ある調査では513万円、全国平均の年収が430万円ほどとすると、
平均年収に比べても経理の年収は高い傾向にありますよ。
経理の平均年収
当社が運営するビジネスメディア「Manegy」の調査では、経理職の平均年収は513万円という結果が出ています(調査年度2019年)。全国の平均年収が436万円ですので(国税庁「令和元年分民間給与実態統計調査結果について」)、弊社サービスを利用している経理職の平均年収は、全国平均の70~80万円ほど高い結果となっています。
引用先 : 経理の平均年収(MS-Japan)
【疑問②】経理の男性が年収アップするには?
なるほど、経理の年収は悪くないんだ。
でも、やっぱり経理で年収アップするには難関資格が必要なの?
専門的な知識が必要になると言われると、難関資格が必要と感じてしまいますよね。
結論からいうと、年収アップに難関資格は必須でありません。
なぜなら、経理は資格より経験が評価されるからです。
例えば、
- 【Aさん】簿記1級をもっているけど、実務経験なし
- 【Bさん】資格は持っていないけど、実務経験3年で、システム導入の経験もあり
の2人を比較したときに、評価されるのは、圧倒的にBさんです。
したがって、年収アップを目指すのであれば、資格勉強に時間を割くよりも
実務で評価される経験を積むことを優先させましょう。
具体的には、どんな実務経験を積むことがおすすめ?
結論からいうと、以下の3つです。
- 連結決算・税務
- 会計システムなどの導入
- M&Aなどのプロジェクト経験
理由としては、専門的な知識や、会社にとって重要な業務に携われるからです。
詳しい内容については、以下の記事で紹介していますので、参考にしてみて下さい。
-
若いうちに経験しておきたい経理業務
【疑問③】経理の男性が身につけるべきスキルは?
他に身につけておいた方がいいスキルはある?
結論からいうと、定型業務以外の仕事にチャレンジすることです。
なぜなら、毎年定型業務ばかり行っていると経理としての価値が低くなってしまします。
定型業務は、1年もすれば誰でもできてしまう業務なので、当然転職市場では評価されませんよね。
したがって、自分が得意な分野を見つけて、専門性を磨いていくことが必要なわけです。
定型業務とは具体的に、
- 支払伝票の処理
- 従業員精算
- 債権債務の管理
などが、当てはまります。
これらの業務を毎年行っていると、自分の今後のキャリアをしっかり考えた方がいいかもしれません。
また、経理の年収アップに資格は必須ではないと解説しました。
とはいえ、
- 転職の時のライバルとの差別化
- 専門的な仕事を振ってもらうことができる
などなど。資格がもたらすメリットもありますので、余裕がある方はチャレンジするのもありかと。
経理未経験の男性が経理になるには?
男性でも経理OKなのはわかったし、キャリアの高め方も理解できた。
でも、未経験から経理に転職するにはどうすればいいの?
結論からいうと、未経験OKで応募している会社の面接を受けまくることです。
もちろん、ブラックの企業をは避けるべきです。
とはいえ、実際に転職活動を始めて、チャンスをつかむ行動が大事かと。
簿記の資格は取らなくて大丈夫?
結論からいうと、簿記の資格はあったほうがいいですが、必須ではありません。
まずは、転職活動を始めることがいいかと。
なぜなら、資格を取ってからだと、その分経理を経験できるまでの期間が先になってしまいますよね。
さらに、転職活動を始めても
- どんな会社がいいか?
- 履歴書と職務経歴書の準備
- 面接対策が必要
など。すぐに就職先が決まるとは限りませんよね。
なので、簿記の勉強をしながら、転職活動を行うのがベスト。
最短で経理になるための方法を詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考にしてみて下さい。
-
若いうちに経験しておきたい経理業務
まとめ
以上、男性でも経理で働くことができるのかを切り口に、年収やスキルアップについて紹介しました。
繰り返しますが、男性でも経理で働くことはできます。
むしろ男性の方が、割合が多いのが事実ですね。
また、年収も平均年収より高い傾向にあります。
ただし、自分の専門性を高める必要がありますので、
定型業務以外の業務にチャレンジしていく必要があります。
みなさんの転職活動の参考になれば幸いです。